15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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Ready to go
テロの阻止はすごいと思うけど。
思ってた内容と全然違っていてびっくりした。事件の起こる経緯とかテロリストの背景といったものが一切描かれない、良く言えば斬新な作品。
3人の少年時代のことや、パリに向かう経緯などが描かれているけど、率直につまらないと思ってしまった。
『いかにしてテロを阻止できたのか』……特に理由はなく、夢中だっただけじゃない?と思ってしまった。鑑賞後、「……。」しかなかった。
本人だから、伝わるものがある
人生の空回り、転機、祈り
凡人でも、積み重ねた経験と勇気があれば
英雄になることもある
命を救いたいと言った少年が
戦場ではなくふつうの、日常の中
とっさの判断で命を救うことができた
凄い、この映画は考えれば考えるほど凄い
いろんな積み重ねが、人生。
大好きなイーストウッド監督作品だけど、素人3人を起用してってどうよ。ドキュメンタリー??。
そんな印象で観ていなかったのですが。
最初は「10分トイレから出てこない男がいる」と乗客が話しているだけで。
3人の若者の、子供の頃からのエピソードがずっと進んでいく。
あれ、事件はいつ起こるんかいなとだいぶん不安に。
開始40分くらいから時折テロリストのシーンが挿入されるのがドキッ。
運命の「15時17分パリ行き」の列車に乗るまでの、3人のいろんな人生の経験値。それはどんな人にもあるしょう。
終盤テロリストと対峙する場面。
あっという間に終わっちゃったけど、「あの時の、あの経験」が未然に防げたんだ!とうなづくがあったのが、興味深かったです。
つまりこの作品は「3人の青年の半生」を描いたのですね。
テロの話というよりは。
下手な役者さんがやるよりも、感情移入がしやすかったです。
上手く作ったなあ、というのが感想でした。
完全に消化不良
レビュー
当事者キャスト・・
驚くべき傑作
臨場感がある
リアルで良かった。
インスタ映えの為にセルフィばかり撮っているのも信憑性があった!
最後の方はなんだか涙が止まらなかった。というのも、まるで彼らのお母さんになった気分になっていたからだ。
窓際のトットちゃんじゃないけど、やはり人柄なんだと思う。
それから、3人ともリアルにイケメンで湧いた。
きっとフランス旅行じゃなくて日本の電車内だったとしても、どこでも彼らは人を助けると思う。
自分の息子もそういう人間になって欲しいし、何があっても信じ続ける親でありたい。
虚実の境目とは
事件のシーンが本当に少なくてほぼ全ての回想だったのですごくびっくりしたんだけど、「あんな危機に直面しても何故あのように行動できたか」っていう、彼らの人生ほぼ全てを俯瞰することで見える壮大な動機を描く感じなのかなあと。あと画面の端に所々映る星条旗や銃や十字架がアメリカだなあと思った。
素人を使うのが上手いイーストウッド
列車テロを食い止めた青年3人のうち、スペンサーという青年の子供時代が興味深かった。クラスに馴染めず、銃が好きというと、ボウリング・フォー・コロンバインよろしく学校で乱射事件を起こすのではとハラハラした。部屋にポスターが貼ってあった『フルメタル・ジャケット』の、落ちこぼれ訓練生のイメージともダブった。乱射事件を起こすような子供も環境が違ったら全く別の道を歩んだのかもと思わされた。この3人の青年を本人たちが演じたのも感心させられたが、最初にテロリストと揉み合って銃を取り上げ、その後首を撃たれたマークという乗客と、その奥さんのイザベラも素人である本人たちが演じたというのはもっとビックリさせられた。『グラン・トリノ』といい、イーストウッドは素人を使うのが上手いなと思った。
イーストウッドの作品
脚本と監督の妙技
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