15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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事件当事者が好演だけど・・・
以前THALYSタリスを利用したことがあるので観ました。
実際に事件に遭遇した当事者が出演、それも素人とはとても思えないくらいの完璧な演技、というか再現に驚きです。
このことを知らないで見ていたら俳優が演技していると思ってしまうでしょう。
もしかしたらこのような作り方がこれからの実話映画の潮流になるかもしれない、そんな気もしました。
ただ監督のクリント・イーストウッドの言いたいこと、アメリカの良心とか正義とか、そういうのは理解できるけど少し直截的すぎて映画に深みが欠ける気がしました。
「アメリカン・スナイパー」でも同様の感覚を覚えました。
晩節は汚して欲しくないです。
事件現場になったタリスはアルストム社製のはずだけど、空撮でちょろっとジーメンス社製のタリスが映ったのはご愛嬌でしょう。
3人の英雄の話。
これは、実話を本人たちがドキュメントや再現VTRとして出演したものだと思ってみるとちょうどいいかんじ。
サクラメントで育った3人の悪ガキ。小学校でもたびたび校長室に呼ばれ、親も呼び出されるようなタイプ。
そのアメリカ人3人がヨーロッパに行って単純に旅行を楽しむ。ローマ・アムステルダムとドイツ、その後はパリへ特急で向かう。
その車内で銃を持った男が暴れ出すが3人によって取り押さえられる。他の乗客で撃たれた人もいたが、軍隊内で学んだ止血方法を実践し、救助を待つ。
銃乱射事件が重要ではなく、その時に役立ったことはそれぞれの生い立ちや学習したことがそこにつながっている。その描き方はウッド監督さすが。
中心の3人は実際の3人だが、役者でもないのにリアリティあるお芝居、いや芝居ではなく再現しただけなのか。
こういう映画の作り方もあるんだ、と思った。
アクションではない
派手さはない、でも印象に残った
絶景も華麗なスタントもイケメン美女のラブシーンもない。
途中の旅行シーンはまるで映画というより紀行番組かホームビデオのようで、ごく普通の人間のごく普通の日常ばかりを映している。
でもそんな彼らがひとつの悲劇を阻止した。それが偶然なのか必然なのか神の導きなのか。この映画は実話を元にしたドキュメンタリーだそうだが、現実は小説より奇なりとはこのようなことをいうのかと思った。
自撮り棒
これは究極のノンフィクションを求めた結果なんだろうか…? 90分程...
2018-25
映画作りの根底を変えるという試み
最近は実録物が多いクリント・イーストウッド監督作品。その究極の形を作ってしまったと言える本作。主役の3人をはじめとして、事件の当事者が演じているという、余計な脚色や演技指導なく作られた作品は、非常にリアリティが...っていうか、ホンモノじゃん!でもこの部分は明かさない方が、あっ!となって良かったのでは?ま、監督自身のインタビューでもオフィシャルサイトでもバラしてるから...。
事件当時の部分がやたら短く、前置きと思っていた主人公3人の過去が冗長だなー、と思っていたら、かなりの量の伏線があって、意味あるものと知り納得。事件そのものよりも、それに至る運命を描いていたのですね。さすがイーストウッド監督!と思える作品でした。
祈りから祈りへ
キリスト教系の小学校へ通う主人公が少年時代から毎晩祈り続けた「フランシスコの平和の祈り」。
そして事件後、主人公が車椅子に座って心の中で同じように祈る。全てが神のご計画の中にあって、祈りが聞き届けられた感動。
こうして映画にまでなって、世界中に伝えられる事にまでなるとは不思議。奇跡とはこのことか。
主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみのある所に、愛を置かせてください。
侮辱のある所に、許しを置かせてください。
分裂のある所に、和合を置かせてください。
誤りのある所に、真実を置かせてください。
疑いのある所に、信頼を置かせてください。
絶望のある所に、希望を置かせてください。
闇のある所に、あなたの光を置かせてください。
悲しみのある所に、喜びを置かせてください。
主よ、慰められるよりも慰め、理解されるより理解し、愛されるよりも愛することを求めさせてください。
なぜならば、与えることで人は受け取り、忘れられることで人は見出し、許すことで人は許され、死ぬことで人は永遠の命に復活するからです。
思っていたよりも楽しめた
アメリカらしい映画
事件のパートが凄く短くて驚きました。 でも安定感のある作りで、観終...
小説ではなく物語
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