15時17分、パリ行きのレビュー・感想・評価
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イーストウッドは単なる愛国ジジイなのか
本人でやったというトライは素晴らしいと思うが、だから何なんだろう。彼らの演技が上手いのかどうなのかよくわからないが(英語圏の人に聞いてみたい)、彼らが演技をすることで、リアリティが出るということなの? 逆じゃないかね・・・
結局、イーストウッドはアメリカ大好き・愛国主義者ということに見えてしまう。もっとニュートラルな人かと思っていたが、その点残念。
映画のほとんどを占めた、そこに至るまでの彼らのバックボーンはこの事件に関して特に重要な意味を持つとも思えず、条件反射的に立ち向かったようにしか見えない。
本人で撮るところがすごい
あまりにテロが多過ぎて、その一つとしか認識できていなかった。
犯人でなく、取り押さえた側の背景がこんなものであったとは。
急いで選んだので、本人が演じているというのを、エンドロールで知った。すごい。
本人達が演じてるとは、、、
言いたいことはわかるが
行動を起こす勇気
勇気と行動
この作品はあくまでも列車内で起きた事件に対して、勇気と行動を見せた3人のただの若者の物語であり、そこにテロリズムへの警鐘とか、衝撃的なドラマ性とかはほぼなし。
映画としても彼らのバックグラウンドストーリーがほとんどを占めており、幼少期はヤンチャしたり、大人になっても変わらず友人とスカイプで話をしたり、そして旅行に行き、観光して写真を撮って、はしゃぎ過ぎて二日酔い…などあくまでも普通の人々の普通の過ごし方をしていた3人が画面にいるので、ラストに向けた電車内のシーンは緊迫感が高まる。
「ほんの少しの勇気と行動が誰かを救うかもしれない」という勇敢な若者たちのストーリーをきちんと描いた映画。
ここで評価が分かれるのは、実話ゆえに展開としては淡々としていることと実際に本人たちが演じている再現ドラマのようだということ。
実際の事件を本人たちが演じるということは映画制作的には新しい試みとも言えるし、実話なのでドラマティックな展開はない。
この辺が評価が分かれると思う。実際に事件に遭遇した人間がそれをやるというのは感動的なのかもしれないが、個人的にはそこまで意義は感じなかったかな。
ただ、イーストウッド監督がこの勇敢な若者たちの物語を映画としてあらゆる世代に伝えたいという想いは大なり小なり感じられたのかなと
14時05分の回で見ました
事件の当事者を本人が演じていると聞いて驚いたが、ラストの表彰式の実写映像に至ったところで合点が行った。同じ顔の面々がそこに居並ぶのを見て、本編からすんなりつながるのだ。
核となる事件そのものは短時間の出来事なので、どう映画にするのかと思っていたら、いきなり小学生の頃のエピソードから始まる。なるほど、テロ事件が起きた時間から逆算して、その場に導かれた3人の運命の転変を俯瞰して見せる構造かと。
彼らが偶然その列車に乗り合わせなかったら大惨事になったかもしれない(事実同年の11月にはパリで同時多発テロが起きて130人が亡くなっている)。落ちこぼれのレッテルを貼られていたような人間も、何かのきっかけで重要な役割を担うこともある。そうした運命の不思議を際立たせるために、それ以外の日常の描写を重ねていく手法は間違ってはいない。
クリント・イーストウッド監督はこのところ、老齢にしてどの映画にも堂々たる演出力を見せている。既に確固たる文体を手にしたと言ってもいいと思う。
実際の事件を当事者達を集めてドラマ化という『ハドソン川の奇跡』の向こう岸に到達したイーストウッド師匠のメッセージに打ちのめされました
2015年夏、アムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス内で起こったイスラム過激派の男による無差別テロ、タリス銃乱射事件の実録ドラマ。たまたま同じ電車に乗っていた幼馴染トリオ、スペンサー、アレック、アンソニーが未曾有の事件に立ち向かうという実話の映画化ですが主役3人はご本人、列車の乗客もご本人達が多数参加。
実話なのでどこにも伏線はないのは当たり前としても事件と何の関係もないことが延々と描かれて色んな人達が唐突に登場しては消えていく。主人公3人が事件に遭遇するまでブラブラとヨーロッパを旅行する様も克明に再現しているので、半分は思い出の旅行ビデオみたいな展開。しかしこれらの何気ない何の変哲もない映像とセリフの数々が脳内に蓄積されたところで訪れる物凄く短いクライマックスを目の当たりにして、ようやく本作のメッセージがストンと胸に落ちる。巨匠がついに辿り着いた境地を目の当たりにした余韻が鉛のように膝の上に横たわり、しばし席を立てませんでした。これは凄いものを観ました。
もう一度見たい!
微妙。
英雄たちの半生
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