「イーストウッドが「運命に捕まった」男達を再び描写」15時17分、パリ行き regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッドが「運命に捕まった」男達を再び描写
『アメリカン・スナイパー』の主人公を「運命に捕まった男」と評したイーストウッドが、再度「運命に捕まった」男達を描写。新作の度に不要と思われる要素をドンドン削っていくイーストウッドが、とうとう俳優まで削ってしまった。
まるで技を受ける体作りを止めた初期パンクラスのプロレスラーのように。
中盤以降の観光シーンが続く件で、「ひょっとしてこのまま観光案内ビデオとして終わるのか?」と錯覚してしまったが、そうした“貯め”を一気にクライマックスで爆発させる。
何気なく登場する女性を妙に艶めかしく撮る辺りも、イーストウッドらしさ爆発。
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