「今一歩てかんじ。」億男 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
今一歩てかんじ。
貧乏生活から宝くじで3億当たるも、親友に持ち逃げされ、関係のあった会社経営のかつての仲間を順番に尋ねていき、行方を聞くとともに、お金にまつわるそれぞれの捉え方を聞いて、お金に対する見方を変えていくという話。
親友とはいえ、盗んだら警察に届けないの?とか、
教祖がウソくさいとか、
離婚はお金が原因と思い込むとか、
ツッコミどころはあるものの、大金をただ圧倒されて戸惑うだけではない、実感としてのお金、ものの価値に対して払うお金、ただ紙切れという仮想通貨のようなお金、それをどう思うかはそれぞれだが、そのきっかけを与えてくれる作品になっている。
ただ、めっちゃそこまで引き込まれるほどではなかっただけに冷静に見ている自分がいたのが結局のところ。
登場人物の名前に数字「一 十 百 千 万 九十九」がついていたのはかなり意図的。
コメントする