「原作の面白いところがなくなっている。」響 HIBIKI 土踏まずさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の面白いところがなくなっている。
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まずこの映画は、原作を読んでから見るべきである。
主役が、脚本を読んで「つまんないほう」と言ったとか言われているが原作を読むとたしかに面白いところの部分が、時間が2時間で足りなかったのかかなり削られている。
たとえば、最初の屋上からの落下シーン。原作では、良太郎?がナイスキャッチで助かったが(なぜそこにいた)、映画では、木に引っかかって助かっても周りも本人も騒がない。普通のワンカットになっている。そもそも倒れたときの向きがあまりに不自然。仰向けに落ちたら頭から落ちて大怪我するのが普通。
最後の方 記者に蹴りをいれてから窓ガラス割って脱出するシーンもなぜかカット。このあとの審査員との話し合いもカット。
ラスト、パトカーに連行されているのは悪いことして捕まってしまって大都会のシーンで終わる。結局世の中の概念を自分の力で変えられなかったという残念な終わり方。またこのあとの映画の続編はないよの終わり方もなんだかな~である。
てちが監督につまんないと言って脚本を変更させたとか 言われているが、自分を曲げなかった。原作と同じ生き方をしているということで5点。
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