「響の良さが伝わらず残念」響 HIBIKI みーさんの映画レビュー(感想・評価)
響の良さが伝わらず残念
平手さんのファンなので原作を読まずに観にいきました。
ファンとしては色んな平手さんが見れて良かったのですが、アクションシーンに時間をかけすぎたのかそこばかり目立って響の内面の良さが伝わってこない。
響と近しい人以外にはただの暴力少女にしか見えないのに、それがまかり通っている所にも違和感があり…
原作見てませんがおそらく響はもっと色んな思いや相手とのやりとりがあってからの暴力実行だったのでは?と想像しました。
こんなに単純じゃないと思う…2時間で表現するのは難しいのでしょうね。
1番気になったのは終わり方です…うまく言えないのですが中途半端で結局響の生き様のどこを伝えたかったのか本当に私には分かりませんでした…コミカルにしたかったにしては弱いし…どういう意図なんだろう。響の良さを伝えるもっと違うエンディングシーンが原作になかったのでしょうか。
マンガ大賞を取ったくらいの漫画ですから原作はきっといいのでしょうね…原作が読みたくなりました。
平手さんが、この映画は好き嫌いが分かれると言っていた意味がよくわかりました。
あと最後のソロの曲、今までにない情感ある歌い方でファンとしてはすごく好きなのですが、歌詞が響とは合わないような。
響は誰かの期待に答えられなくてごめんとは思わない気がしますし…平手さんのイメージを秋元氏が書いた感じです。
脚本のせいなのか響の良さを掘り下げきれず、平手さんメインなだけの映画に見えてしまって残念です。
平手さんの希望で当初の脚本を少し変えたそうですが、どこをどう変えたのか知りたいものです。
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