「ウィレム・デフォー出演作を探してAmazonで見ました。Stree...」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 Ryunoshin Nakamoriさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィレム・デフォー出演作を探してAmazonで見ました。Stree...
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ウィレム・デフォー出演作を探してAmazonで見ました。Streets of Fireのように、彼は基本、悪人顔だと思うのですが(失礼)、プラトーンやこの映画のような人情味ある役も上手いですね。
Wikipediaによればフロリダ・プロジェクトとはディズニーワールド建設時の計画名だったそうですが、ワールドと言えばエプコット。犯罪の無い清潔な理想世界のすぐ隣に、貧困などのアメリカの諸問題を凝縮したようなモーテルが、小さな社会として存在するというのが皮肉です。この一歩間違えればスラムになりそうなモーテルに、秩序の番人として奮闘するデフォーが恰好良かったです。
子供たちはスラングばりばりの、はっきり言って可愛げの無いガキですが、最後の最後に、どうしようも無い状況になって、初めて子供らしい表情でわんわん泣き出すのが印象的でした。6歳くらいなのかな。演技でやっているのでしょうから、大したものです。
ラストシーンですが、どこでチケットを入手したのでしょうか(見落としたかな)。子供だけでディズニーワールドに入園できるはずは無いでしょうから、あれは製作者から観客に向けて送った、見えすいた嘘なのかも知れませんね。「二人はこうして、魔法の国に消えていきましたとさ。(でも、現実は・・・分かるよね)」という感じの。
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