「意外と家賃は高い!月1000ドルと言ってた。」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と家賃は高い!月1000ドルと言ってた。
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最初はこの悪ガキどもが~!と、感じていたが、徐々にその一つ一つのいたずらが自分の幼少期を思い出してしまった。あ、そんないたずらもしたっけな・・・と。そして、子どもは友達を作ることにかけては天才。ムーニーが唾をかけたことがきっかけで仲良くなったジャンシーという女の子がいい例だ。利害関係もないし、無邪気に遊びまくる光景を見るにつれ、『禁じられた遊び』の現代版じゃないかと感じるほどでした。
抜け出せない貧乏暮らし。しかし、仕事がそう簡単には見つからない。家賃を集金して、「仕事が見つかったんだな」と安心するボビー(ウィレム・デフォー)の親心もひしひしと伝わってくる。このボビーの一番カッコよかったのは変質者撃退シーン。子どもたちへの愛が感じられた。
結局金に困ってしまい売春してしまうムーニーの母親ヘイリー。親友にも「これはあんたの刺青だろ」と咎められ、殴り倒してしまうのだ。そして児童福祉局がやってきて、母娘は一時引き離されることに・・・。親友のジャンシーと共にディズニーワールドに逃げ込むムーニー。ドキュメンタリータッチなため音楽もあまり無かったのに、このラストシーンでは心地よい管弦楽の音楽が流れる。
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