劇場公開日 2018年5月12日

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「【アメリカの貧困家庭の母と娘が逞しく生きる姿にスポットライトを当てた良作。】」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【アメリカの貧困家庭の母と娘が逞しく生きる姿にスポットライトを当てた良作。】

2019年7月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

- 定住する場所がなく、ネットカフェなどを渡り歩く人々が日本にいるのは知っているが、今作品を観ると、アメリカでも同様らしい。-

◆感想

・安モーテルを居場所にする、全身にタトゥーを入れたヘイリー(ブリア・ヴィネイトという服飾デザイナー。彼女の胸のタトゥーはインパクト大)と明るく元気なムーニーというふっくらとした可愛い女の子。この母娘の人間力が素晴らしい。

・安モーテルの管理人演じるウィレム・デフォーがムーニーやその友達の安全をさりげなく気遣う姿も又、良い。

・世界的に有名な「夢の国」に隣接する安モーテル付近で遊ぶ子供たちの明るい姿と並行して、アメリカの「見えない貧困層」の生活スタイルも描き出した、ショーン・ベイカー監督の慧眼に感心する。

<フロリダの明るい陽光の中のラストシーンは忘れ難い作品である。>

<2018年7月7日 劇場にて鑑賞>

NOBU
こころさんのコメント
2023年3月22日

NOBUさん
コメントを頂き有難うございます。
1時間半車を『 ぶっ飛ばして 』…お仕事も映画鑑賞も全力で‼︎ 流石です✨
私の場合、鑑賞数が少ない上に、この頃は録画鑑賞の割合が一層高まっているという。。
ムーニーという女の子が実在しているのでは…と思えるほどに、堂々と演じていましたね。
ウィレム・デフォー、生真面目で情の深い役が似合いますね。

こころ