「いつの間にか子ども目線」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 Ordinary Guyさんの映画レビュー(感想・評価)
いつの間にか子ども目線
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冒頭では、車を汚されたオカンの立場で、なんだこのクソガキ超ムカつく!と確実に不快感を抱いたのに、いつの間にか、この子ども達の目線に自分が降りていく不思議な感覚。ムーニーが泣き崩れるラストは、完全に感情移入して、一緒にベソかきました。
オナラの音を手で真似たり、扇風機の前で声震わせたり、ってくだらない遊び、心あたりのある大人もいるはず。できれば関わりたくない、問題ある親子の現実を描いているのに、どこかノスタルジック。淡々と子どもの言動を追うこの展開に、どんなオチが待っているのか、考えながら、他の何にも例えられない世界観を楽しみました。
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