「心理学好き用の映画」ファントム・スレッド はなもさんの映画レビュー(感想・評価)
心理学好き用の映画
ファントム・スレッドってどんな意味なのだろう。予告を見た感じは、ただの神経質なデザイナーの話かなぁと思っていたが、どうして、どうして、凄すぎる極めて上質な心理劇だった。
主人公の佇まい、優雅な時、微笑む時(めったにないが)、そして、自分の時間を音や予定外の事で邪魔された時の豹変する表情、動きがやきつく。
役者として、うますぎる、目が離せない。(ダニエル・デイルイスって憑依型の凄い役者だとは知らなかった。)
アルマは、姑息な手段で彼を弱らせその時の彼につけこむ、そのルールに慣らされて行く主人公、二人の愛の形。
この映画は、いびつな愛の形の大人の映画だと思う。
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