「元気な時に見たらより楽しめたかも。」ザ・スクエア 思いやりの聖域 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
元気な時に見たらより楽しめたかも。
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通勤途中に財布と携帯をスられた主人公のキュレーターのクリスティアンが、あれよあれよと楽しくない出来事に巻き込まれていく、多分ブラックコメディ。
現代アートを愛でる感性はあまり磨けていないですが、概念が強くて、思考しないと味わえないヤツってイメージです。
クリスティアンが展開しようとしているのは地面を四角く区切ったスペースで、その中では誰もが平等であるという縛りがある「スクエア」の展示です。
おそらく誰かと誰かが「スクエア」内に共存することでアートが生まれる的なヤツでしょう。
なんやら高尚というか、よーわからんやつです。
そんなんのキュレーターが、出来事に翻弄されることで、高尚さとは縁遠い姿を見せていくんです。
まぁ、大人気なくて、情けなくて、自己中で、ゲスな一面が、これでもか!と露呈するんですよ。
多分世に提供しようとしている高尚さと、暴かれる器の小ささの対比を皮肉ってるんです。
そこまではなんとなーくわけるんです。
でも、この映画を見た頃の自分の状態があまり良くなくてね、すご〜く考えながらみるのに疲れたんです。
もっと良い状態で見たかったなーと思う次第。
美術館のレセプションパーティーに登場したゴリラかサルを演じた演者の暴走シーンが長くて、かなりこちらもHPを削られました。
あのパフォーマンスは一体どう解釈すれば良いの?
地獄なんやけど?と思いました。
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