劇場公開日 2018年4月28日

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「あれやこれや詰め込み過ぎ・・・。」ザ・スクエア 思いやりの聖域 bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あれやこれや詰め込み過ぎ・・・。

2018年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

 日本では、まず、作られることのない映画です。また、色々なものを詰め込み過ぎた結果、若干、焦点がボケてしまったことも否めない映画でもあります。前半がなんとも単調で笑うに笑えませんでした。途中からパニック映画やサイコスリラー映画的要素も見え隠れしていました。ひとりの学芸員の破滅を扱った映画かとも思いましたが、さにあらず、まぁ、一筋縄でいかない作品です。脚本作りの苦労が偲ばれる作品で、日本の映画人ももっと、苦労した方がいいのでは、とも感じました。現在、余りにもひどい映画が日本には多過ぎます。このままでは、日本映画は衰退の一途を辿っていくことでしょう。一体、いつから、この転落劇は始まったのでしょう。今回、この映画を観て、この感を強くしました。

bashiba
いぱねまさんのコメント
2018年7月5日

仰ること、同感致します。ただ、それは翻って、対象者である観客の質の低下を物語っていることでもいえるのでしょうね。。。
今作のような『難しい』作品を敢えて、少額ではない料金を払う意識は、期待薄かもしれません。どうしても、『カタルシス』先行型ですからね、日本人は。

いぱねま