「肉薄する作品」ザ・スクエア 思いやりの聖域 amerainさんの映画レビュー(感想・評価)
肉薄する作品
ここ数年で一番の衝撃作。
観客を映画の世界に否応なしに引きずり込んでいく、これまでにないような技法で。
現代社会はさまざまな安全や保障に囲まれていて、その中である種遊びのように少し過激なアートや広告が作られて、みんなそんなものに目を奪われたりする。だけどそういう決まり事の中の遊びがたまにマジの危険に豹変することもあるのだろう。
映画を観るというのも同じで、大概の観客は非日常を味わいたいが不快感を味わいたいわけではない。だが席に座ってしまえば最後、目の前には長時間にわたって観たことない映像が流れてくる。一風変わったものを観に行くつもりで視聴したら、一杯食わされてしまった。
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