「人質の身代金は一切払わないと明言したことは一見冷たい対応のように見えるが、 前例を作ってしまうと十数人いる孫たちが今後も誘拐の標的になってしまうという思慮に基づいたことだと思う。」ゲティ家の身代金 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
人質の身代金は一切払わないと明言したことは一見冷たい対応のように見えるが、 前例を作ってしまうと十数人いる孫たちが今後も誘拐の標的になってしまうという思慮に基づいたことだと思う。
Movix堺で映画「ゲティ家の身代金」(All the Money in the World)を見た。
1973年に起こった米国の石油王ジャン・ポール・ゲティの17歳の孫がイタリアのローマで誘拐された事件をリドリー・スコットのメガホンで描く。
ケビン・スペイシーがセクハラ問題で降板して撮り直した作品としても知られている。
主演はミシェル・ウィリアムズ。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」では地味な役だった。
「オズ はじまりの戦い」や「シャッター アイランド」にも出演していたようだが、
印象には残っていない。
38歳。キレイな人である。
亡くなったヒース・レジャーの配偶者だったらしい。
ジャン・ポール・ゲティが人質の身代金は一切払わないと明言したことは
一見冷たい対応のように見えるが、
前例を作ってしまうと、ジャン・ポール・ゲティの十数人いる孫たちが今後も誘拐の標的になってしまうという思慮に基づいたことだと思う。
実話を基にした作品で、長い長い緊迫の場面が続く。
人質を傷つける場面は可哀想で見ていられなかった。
人を誘拐して金を要求するような卑劣な人間はすべて死んでしまえと思う。
上映時間は133分。
長いが長さを感じることは無かった。
映倫区分はR15+。残酷な場面があるので。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
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