劇場公開日 2018年4月7日

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ラブレスのレビュー・感想・評価

全64件中、61~64件目を表示

5.0無関心という残酷さ

2018年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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しんかいぎょ

1.0暗くて重い

2018年3月13日
スマートフォンから投稿

悲しい

難しい

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Readme

4.0生活は裕福になっても心は貧しい

2018年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

これは、いろいろと考えさせられる映画で面白かったなぁ
現在のロシアの中流家庭の夫婦事情が描かれている作品

ロシアの家庭事情を見る機会があまりないので、彼らの生活を見ているだけでも面白かった

2012年10月のサンクトペテルブルク
ボリスとイニヤの夫婦は、それぞれに新しいパートナーがいて一日も早く離婚したいと考えていた
彼らには、12歳になる息子アレクセイがいるのだが、互いに引き取ることを嫌がり、口論になってしまう

そして、アレクセイ本人が「アレクセイを押し付け合う両親」の口論を聞いてしまい…

ここで描かれるのは、包み隠すことのない、夫婦の赤裸々な本音

二人とも自分のことしか考えていないエゴイストで
二人の間にいる子供のことよりも、自分と新しいパートナーとの生活の方が大切

そして、そんな夫婦の元から息子のアレクセイが失踪してしまう

そこから、物語は一気にサスペンス色が強くなっていく

私は、常にいがみ合う夫妻を見て、長い冷戦の間、貧しい生活を強いられた国民は、心も貧しくなってしまったのではと感じた

それは主人公夫妻だけでなく、社会生活からも感じられる

夫が勤務する会社でも
「上司の言うことを聞かないとクビになる」とか「ランチは全員同じ物を食べる」とか、共産主義の名残がそこかしこに残っている

その反面「家出人捜索のボランティア」が「警察より優秀」であり、警察は日々起きている事故や犯罪を追うので手一杯だというのも、荒んだ世の中を表しているのであり、
家出人捜索ボランティアの組織化された手際の良さは、経験値の高さ、アレクセイのような家出少年の多さを感じさせる

そこから、ロシアで起きている犯罪の多さは、共産主義がもたらした負の遺産なのではと感じた

彼らは自由な生活を知らず、いきなり抑圧を解き放たれた開放感から、欲望のままに生きるようになってしまったのではないか

そして現在、ウクライナが東西に分かれる内戦が起きており、ロシアの国民は、そのニュース映像にかつての自分たちの姿を見るが、まるで他人ごとのような気分で、それを眺めているのである

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とえ

3.0愛の不在が連鎖

2018年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

知的

身勝手で愛の無い人に幸せはない、という戒めを感じました。夫婦、親子など登場人物間に愛は不在。両親の離婚を物陰でコッソリ聞いて息子が涙する冒頭の短いシーンは、悲しみに溢れていて心に残ります。大人に振り回される子供が本当に可哀想です。家庭内、会社、失踪した子供の捜索場所など、まるで自分自身がそこにいるような臨場感がさすが。映画全体を包む冷たくやるせない空気を背景に、登場人物のストレス・苛立ちがヒリヒリと伝わって来ます。悲惨な結果にならないように祈りながら観ずにはいられません。結末は各自で考える様な形になっています。深ーく考えさせられる映画でした。

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tomoboop