「自己愛」ラブレス ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
自己愛
ジェーニャやボリスの態度や行動から、彼らも辛い子供時代を送ったのだと容易に想像ができる。自己愛が強い大人の元に子供がいると悲惨だ。まともでいられなくなる。もっと言うと、自己愛が肥大化した人間が国の指揮をとると、国民はアレクセイと同じ運命をたどる。
自分の事にしか興味がなく、他人や他国のことについても対話をせずに対立することしかできない。ウクライナ侵攻のニュースやスターリンなどのキーワードが出てくるので、この作品はロシアの作品と分かるが、ロシアと同じく何かを失ってしまった日本の事を言われている様にも感じた。
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