クソ野郎と美しき世界のレビュー・感想・評価
全29件中、1~20件目を表示
プロモ映像
まぁ、説明しなくてもその辺りのニュアンスは言えば無粋なのであろうから、言いたいことは引っ込めとくことにする。
3部作のオムニバス+最終話の大団円ってプロットなのだが、この3人が大活躍するかと言えば別にそうではない。不思議なことに、それぞれの3人はあまり動かず、その周りの客演者が汗水掻いて動き回るという演出である。正直、その空虚さと言ったら、逆にこれが新しいプロット作品なのかも知れないと勘違いしてしまいそうだ。もしかしたらいわゆるバイプレイヤー達を引出す為の手法として、今後生かされるかも知れないと見紛う程。特に香取慎吾のチャプターでの、ヒロイン役の女の子にしてみれば絶好の出演作だったのかも知れない。自分たちを最大限に利用してくれという、悲壮にも似た決意が宿っているんじゃないかと勘違いしそうなアンソロジーである。
TOHOシネマズ新宿にて観賞
SMAPだった3人が、ジャニーズとは違う自分達を見せる狼煙としての映画作品なのだろう。
尖ったクリエイター達による尖った表現の中で、サブカルチャーやアートに参入する3人を見せたかったのだろう。
ところが、尖り方は中途半端で、笑いは寒くて、映像センスは20年古い、と1本の映画作品としてはお粗末極まりない出来だった。
ファンと身内向けのプロモーションならともかく。
先ず、新しい3人が見られるかというと、これが期待外れ。3人とも従来のイメージ通りの役柄と芝居。
稲垣吾郎は、ピアニスト役だがピアノを弾く指は常にダブルで、脱ぐチャンスがあったのにケツも見せなかった。アイドルの枠を超えない稲垣吾郎でしかない。
香取慎吾もいつものお芝居。
面白いのは、彼の描いた画が唄食いには「美味しい」、つまり才能があるという設定であること。臆面もないものだ。
北野武もそうだが、アーティスト気取りを前面に出す映画人はお寒いし面倒くさい。
草彅剛も極道役は板についているから新味無し。
稲垣を極道、香取をピアニストなどシャッフルした方が「新しい地図」になったのでは。
尖った演出陣も適材だったのだろうか。
園子温。
グラマラスで頭の悪い女性、大袈裟に喚くカッコからして過剰な男達(三池崇史演出と見間違えそう)のつまらない鬩ぎ合い。これまた最近の園子温に過ぎない。
ところがどっこい、この園子温パートが一番楽しめたのかもしれない。下らない空騒ぎも20分くらいなら楽しめるのだ。浅野忠信や満島真之介も役に合っていただろう。
いや、それ以上に他パートが酷かっただけだが。
香取慎吾のパート。落ち着きつつも味の薄い演出だが、所々で非映画的なオーバーアクトが跋扈するのは舞台の人らしい演出。
オチの料理教室はこの監督の演出だろうか。シュール狙いの笑いが何とも薄ら寒く、トーンが少々違う気がする。
一番酷かったのは太田光のパート。
台詞の所々で散りばめられた「文春砲」「オスプレイ」といった時事単語、「カネやん」「所さん」といった人名はこれ見よがしの露骨さ。20年遅れのタランティーノ・フォロワーみたいで非常に気恥ずかしい。
肝心の演出はもっと酷い。ひたすら役者を叫ばせる下手な舞台のような作法。これほど酷い尾野真千子は見たことがない。
笑いもダメ。「所さんか!」で満席の劇場に愛想的な笑いがあったが、一番のオチのはずの「沖縄と逆だ!」は静まりかえっていた。
新井浩文演ずる警官も個人情報話しまくりで、話のリアリティラインを著しく下げている。腕移植云々はさておき、会話と感情のリアルを軽視されると話自体を真面目に捉えられないというか、どうでも良くなる。
才気を見せつけるが、古臭く動力も弱い。お笑いはいざ知らず、太田光は映画において北野武にはなれなさそうだ。
最後のパート。
今まで異なる世界観の3人がどう絡むのか?と知恵を絞り身構えてたんだが……同じクラブに集うだけ!脚本なんて無いようなもんだ。なにこれ。
3人が会合するシーンはバレットタイム演出……古い。
このパートは野暮ったいミュージカル演出といい、論ずるに値しない。
結論として、
冒頭のオープニングタイトル以外は一体何が「新しい」のか分からなかった。3人が尖った振りをした痛々しい姿にしか見えなかった。
山下敦弘あたりが監督で日常的なドラマかコメディだったなら豪華で面白かっただろうに、ついと考えてしまった。
クソ野郎と美しき世界
SMAPファンではないですが、新しい活動をスタートした3人を観ようとレディースデーに行ってきました!
平日の昼間でしたが、座席はほぼ満席。SMAPファン恐るべしです。
肝心の映画ですが、ちょっと予想していたのとは違ったけれど……、まず新しい第一弾の地図のプロモーションビデオから始まって、カッコいいです。
トップバッターは、稲垣吾郎さんのムービーですが、これが、けっこう笑えます。わざとだと思いますが、ゴローさんをわざとらしくて、らしい笑える感じに演出していると思いました。こんなにコミカルだとは思わなかった……。馬場ふみかさんが好演してました!
香取慎吾さんは、とってもメッセージ性が強そうですね。
草彅慎吾さんは、ストーリー性があり、ちょっと泣かせます。客席からもすすり泣きの声が聞こえてきました。
ラストは、慎吾ちゃんショーですね。
慎吾ちゃんが歌いまくりますが、これもかなりメッセージ性が十分。
よく分からない部分もありますが、3人の強い決意表明を感じました。
“クソ野郎と呼ばれようが、残りの人生は自分の好きなように生きていきたい”、ってことなんですよね?
歌を食べられて、それを取り戻す慎吾ちゃん。意味深です。
吾郎さんの映画も、大門さんの姿に、好きな人ができたなら、応援したいというようなそんなメッセージをちょっと感じました。
つまり、3人が好きだから、3人を応援したいという制作側からのメッセージでしょうか?
ただ、ラストの歌で、地球がなくなるのかもしれないね…みたい歌詞で終わったところが、なんだか、ちょっと悲しくなりました。
地球が無くなるのかもしれないのではなくて、無くならないようにしないといけないですよね。
面白かった!
この企画実現してくれたことに感謝。新しい地図の現実とリンクするところもあり、各監督の作家性もあり、しかし終盤全てが繋がってくる…、とても楽しめました。ミュージカル調に締めくくるのがテンション上がって良い。テーマ曲を冒頭に聴かせてくれてたらもっと良かったかなとも…。グレイテストショーマンより感動したかもしれない。
各ヒロインが魅力的。フジコ、歌喰い、尾野真千子。
太田さんの言いそうな政治ネタはワクワクした。ツッコミも太田さんな感じ。最初のベッドを中心に草彅くんがどかっと座ってるとことか、息子の右手を探して迷ったときの車中心の構図とかとてもきれいだった。光ちゃんの右腕をちゃんと見せてくれたのも良かった。
園子温の世界はキャラ強すぎて良かった。マッドマックスコスプレみたい。満島真之介の顔芸が素晴らしい。フジコの魅力的さに説得力を感じた。
山内ケンジさんは存じなかったけど、1番観やすかった。香取慎吾をちゃんと活かしたお話だった。歌喰いのうんこの件は笑ってしまった。歌喰いの体を通すと歌が変わったりするの…かしら?
なにより、新しい地図の3人がかっこいい!それだけで観に行った甲斐があると言える。
子供には見せられない
バカだけどいいところあるよという系統の作品は沢山あります。
香取慎吾さんが歌が聞けるところが良い。最近の監督と真新しい監督がいて新鮮です。でも、居酒屋で話してできた感じの無意味な下ネタが度々入ってくるので女性にクソ野郎の表現をそれにするには悪趣味です。
言いにくいですが、奥深いでいうならバリータークをみたほうがいいかもしれません。大人には物足りないし子供には見せられない。
3人の個性の強さがまとまりつかず監督にも個性がある。40代クソ野郎がセオリーを破ったショートストーリーで進んでいく。落ち着かないのは疾走感ではありません。生き生きとしない闇を最後の歌でまとめる。映画のジャスティン・ビーバー。支援者やスタッフ、出演者、応援したくなる人達がつまっています。
・作品中、裸やDV、過度な暴力があります。ダメな人は絶対に見てはいけません。この注意書のなさに「クソ野郎だから」「そういう作品だから」という感想には否定的です。
3人のイメージを復興やパラリンピック、芸能界を変えたい人だとか明るいイメージを持って気軽に見てしまうと痛い目に合います。祖父祖母を連れていった方もいるそうですが私はお友だちかおひとりがお勧めです。デートにも勧められないし、夫婦用でもありません。
応援したいのに複雑な心境。
良いのではないでしょうか
彼らのSMAP時代にSFショートフィルムという作品があって
それの出来があまりにも良いので
もしかしたらと、気になって映画館へ
園 子温氏の作品はパワーがあり、桃尻鮫肌を彷彿させる浅野氏、相変わらずの稲垣吾郎氏、作品は和製パルプフィクションというか、ラン・ローラ・ランといいますか、とにかく90年以降の喪われた20年代のパワーのようなものがあるような
太田氏に貶されたとのことですが、確かに役者さんは素晴らしいです
惜しむらくは巻返しのリズム感や非現実のリミックス感がマニアック受けしない所でしょうか
世界を狙うのであれは勿体ない作品上がりかもしれません
山内氏は良い出来です
世にも奇妙なドラマな感じで、万人受けし、テレビ放映でも特に文句なく、スポンサーつきまくりの良作品です
女優さんが可愛らしかったですね
太田氏の作品は、全く期待をしてなかったのですが思ったより良い作品でした。
映像は嫌いではありませんが、恐らく本人の育ちの良さでしょうか、
暴力シーンでも映像に、荒れ果てた無味乾燥さがないのが本当に勿体ないかと
草彅氏は俳優として大器の為、もっともっと8ミリ大作に出てほしいと思うくらい良かったです
最後の児玉氏はエンターテイメントとして、あるいはミュージカルとして、ものすごく出来が良かった
恐らくSMAPのファンの方は、コンサートのライブステージを思い出されるのではないのでしょうか
総評
コアでもマニアックでもエロでもグロでもなく、ギリギリエンターテイメントとして
愛すべき彼等と彼らを愛する沢山のファンの為に作られて成り立っている、愛ある作品でした
クソじゃないクソ野郎たち
そうそうたるクリエイター達の作品は、見応えがありました!
オモチャ箱のように色んなものが詰まってて、明るさと暗さのコントラストがキレイな吾郎ちゃん×園監督のが、個人的にはとても好き♪
慎吾×山内監督のは、苦しかったであろう時の心情が感じられて、切なかったです。
つよぽん×太田監督のは、再生への光が感じられるタイトル通りのストーリーでした。
つよぽんの極道は板に付いてますね。
ハッピーエンドともいえるラストは、SMAPのPVを見ているようで、幸せな気持ちになりました。
エンドロールもSMAP所縁の人たちの名前が沢山出てきて、見つけるのが楽しかったです!
好みは分かれると思います
①園子温監督「ピアニストを撃つな!」
わざとつまらない映画を撮っているんじゃないかと思うくらいつまらなかったです。コメディの部分も全然面白くなかったし、そこに焦点を当てているため、リアリティがなかったのもつまらない要因の一つでした。
②山内ケンジ監督「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
面白かったです。見せ方が上手いと思いました。
タイトルに「慎吾ちゃん」とあるように、役と本人が抱えてる闇というか、モヤモヤした部分が非常にリンクしていると感じました。
言うまでもなくこの映画は、新しい地図の三人によるもので、僕は別に三人のファンではないのですが、色々な騒動があっての今であり、少なからずこの映画を見ようと思った人は、三人について興味があると思います。
なので、本人と役をリンクさせたことにより、本当に香取慎吾さんの苦悩や葛藤などが表されているように感じて、とてもいいなと思いました。
③太田光監督「光へ、航る」
これも面白かったです。最初と次の草なぎ剛さんが出てくるシーンは引き込まれました。テーマは家族愛、命で王道ですが、良い作品に仕上がっていたと思います。
一つ気になったのは、ヤクザである草なぎさんが沖縄に行くのですが、「ヤクザ」「沖縄」といったらどうしても北野武映画を連想してしまうんですよね。
草なぎさんと、不倫した男との漫才みたいなやりとりも、太田さんぽいと言えばそうですが、たけしさんぽいと言えばたけしさんぽいんですよね。
太田さんはたけしさんのファンですから、影響を受けているのはまず間違いないと思います。
だとしても良い作品であることには変わらないんですけどね。
④児玉裕一監督「新しい詩」
蛇足だと思いました。雰囲気だけ。
特に、草なぎさんが、園子温監督の作品の変なヤクザの組織に属していたなんて、違和感しか感じなかったです。世界観が違いすぎる。
太田さんの作品の価値を落としていると思いました。無理やり作品同士を繋げる意味はないでしょう。
以上です。好みはあると思いますが、映画全体としては良かったです。
笑えて泣けてチョ~最高‼️
もちろん SMAPファンデス。
慎吾チャン 俳優 草彅剛 大好きデス。ナルシ吾郎チャン も 最高‼️
その3人 以外にも 素晴らしい方々が出演してます。
オムニバス と 云うよりも 3人のそれぞれのお話しで 第1話と第3話 つながります。
第4話で ツナガル と あっちゃこっちゃで書いてますが
第4話 は みんなが 同じお店に 居合わせて楽しんでいる感じです。
因みに 第4話 慎吾チャン ファン 泣いちゃうと思います。
気になって仕方がない 方々
SMAPファン じゃない ケドお時間ある方々
ナルシ吾郎チャン の かっこよさ(笑)
歌と踊り アート大好き 慎吾チャン
俳優 草彅剛 の かっこいい姿 目にしてみて 下さい。
オススメです
とても楽しい映画に仕上がっています。
難しいところはありませんが、ある程度の大人向けの映画ですので、賛否両論です。
ジャンルでいえば、ファンタジー系かなと思いますが、その実しっかりとしたテーマが全編に貫かれていて、心が動かされます。
メッセージ性はありますが、説教くさい映画ではありませんので、ご安心を。
エピソード1の園監督は、恋愛映画必須の、出会いや片思いや葛藤など、さらに言えば、共感できる人間性さえも、ものの見事に笑いに変えて、とにかく愛している人のもとに駆け付ける、愛してる人を求めるという、強烈なエネルギーを短い中にぶつけています。
その男気あふれる映像は、見る人の心に残ります。
エビソード2の山内監督は、園監督とは対照的に、丁寧にディテールを積み上げています。
歌を食べている少女、言い換えれば、本当は人から歌を奪うことはしたくはないけれど、歌を食べなければ生きていけない少女を、とてもセンチメンタルに描いています。
そのため、最初のシーンは、空腹に耐えかねて、都会のゴミ捨て場に座り込んでいるシーンから始まっています。
そんな彼女が、色の無い世界を、色や音楽であふれさせたいという衝動を、抑えきれない香取さん演じる香取さん?に出会い、物語は進んでいきます。
さらにユーモアも交えながら、娯楽作品にまで仕上げています。
エピソード3の太田監督は、私たち映画好きの代表のようです。
王道のロードムービーを、才気あふれるニヒルなセリフとユーモアで隠しながら、旅立たずにはいられなかった夫婦の思いを、丁寧に私たちに訴えかけます。
旅の終着点で見ることになる、救いのようなシーンは、まさに私たち視聴者と同じ目線を持っているからこそだと思いました。
エピソード4の児玉監督は、ここまでのエピソードで描かれたような、思い通りにいかない世界を生きている、そして、ここまでの悲劇にあう必然性など無かった「くそ野郎」な人たちを救い出して、新しい詩として賛歌しています。
ファンタジーだけど、リアルな世界観でつづられた本作は、そういう世の中を生きている人たちを描き出して、それを楽しいエンターテインメントにすることに成功しているのだと思います。
けっこうよかった
ジャニーズ時代ではできなかったようなキワい表現に挑戦しようという意思が感じられるけど、それほどクソではなかった。稲垣吾郎は『十三人の刺客』の時の方がクソだった。太田光監督作品を目当てに行ったのだが、草なぎ剛の色気がすごい。東映でチンピラ映画を作って欲しい。尾野真千子とのとぼけた会話も楽しかった。ただ、子供が気の毒なのはつらくてあんまり楽しめなかった。何かもっとくだらないテーマを扱って欲しかった。
クソ映画になりそうなのに
Cast、Staffの溢れる才能を感じる
サブカル的な映画。
独創的な3つのストーリーが
テンポ良く展開するので
時間が短く感じます。
そして最後、
よくまとめたなと、、
まとまっていないのか?
グレイテスト・ショーマンの
パロディーか?
そうじゃないかは分かりませんが
池田成志さんがノリノリなのが笑えました。
往年の演劇少女・青年には
好きな要素がたくさんある映画だと思います。
声を出して笑いシーンは結構あったのに
周りが静かだったので控えました。
それだけが、心残りです。
映画に携わった方々の
メジャーな場所での活躍を期待しています。
子供と見に行きました
小学生の子供と見に行きました。
香取くんのところかなりはまってしまったようです。ベーグルの作り方覚えたと言ってます笑
吾郎ちゃんはらしいなぁと思いました。
つよぽんはすごみがあり、最近ああ言う怒りの強い役が多いのでまた違う役を見たいです。
最後のお話はさすがSMAPという感じがしました。個人的には最後ミュージカル風がお気に入りです。
文句なしに面白い!スガスガしい3人の演技
元SMAPの、稲垣&香取&草彅の主演映画が遂に、4/6日(金)公開!
いろいろと賛否両論あるかもしれません>>
ただ私の感想はこれです。
100点満点!!!
素晴んばらしい〜〜。
昨年のSMAP解散で日本中に衝撃を与えた彼らの新たなる挑戦が始まる。爆問の太田光や園子温が監督とか面白そうで仕方ない。何十年とエンターテインメントの世界で活躍してきた三人の旅立ちの映画、必見だと思います。
・Episode 1 「ピアニストを撃つな!」
園子温ワールド前回のぶっ飛びハチャメチャ純愛映画です。
吾郎ちゃんのキャラをうまく園子温ワールドに落としこんでます。あのピアノ、本人が引いてるのかな?指が本人っぽかったけどね。浅野忠信も満島慎之介もいい役者で、ぶっ飛び演技がうまい。浅野さんは「鮫尻男と〜」みたいなギラついた時代を思い出させてくれて嬉しかった。
そして、フジコ役の馬場ふみかさん。話題のモグラ女子で人気急上昇中。
演技は初めて観たけど、セクシーでかわいい。これからどんどん映画出て欲しい。
吾郎ちゃん、こういうちゃんとした映画になって良かったね。昔から映画好きだし、演技の評価も高いから、いい映像作家・クリエイターさんといっぱい仕事して欲しい!
・Episode 2 「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
いったね〜、慎吾ちゃん、深読み前提の感想ですが、ジャニーズに叩きつけたよね、「僕たちは過去に縛られることなく伸び伸び楽しく生きていきます!」って想いが、この映画からいっぱい伝わった。
あれだけアーティストとして才能ありつつ、ジャニーズのしがらみで自由に活動できなかったSMAP時代を考えると、独立は大正解だったと思う。
一番楽しく演技していたね。「歌を奪われた僕」って設定が現実とシンクロしてて、観る人は切なくなった。けど決して暗くせず、ユーモアを交えて演出した山下監督はズバらしいです。『せっ...』(SMAPの世界に一つだけのはな)って歌いたくても歌えないもどかしさが観てて泣ける。。
そして、歌を食べて生きる少女“歌喰い”を演じた「中島セナ」ちゃん。スーーーパーーーー美女!女優の石橋杏奈に似てる。10代にして女優のオーラ爆発! かわいいウ○チしてるし笑 ←映画観てね。
これまた将来有望なお方。
中島セナちゃん、撮影当時はまだ11歳の小学生!!!まじか!存在感ありすぎで、ビビるわ!
周りを傷つける程ナイーブな目、表情ですね。無二の存在感を発してます。
Episode 3は、爆笑問題の太田光が27年ぶりに映画監督を務めた新作。
他の2本と違いとても現実ドラマなストーリーだった。普通に映画として面白かった草彅剛と尾野真知子さん、演技うまいわー最愛の息子を亡くした元夫婦の二人が野球少年だった息子の右腕を移植された少女を探す旅にでる。
つよぽんの眼光、ヤバし...ゾクゾクします。「銭の〜」とかで鍛えられてるだけあって、凄みのある表情がすごい。演技派ですねー。普段のお茶の間でみる剛くんを知ってるから余計に迫力をかんじる。
これからもいい役者でいい映画にで続けて欲しいです。そして、夫婦役の尾野真知子さん。正直今までで一番好きかも。息子を失った母親の喪失感や苦しみを見事に演じてた。車の上で泣き叫び剛くんを責めるシーンは映像も素敵で良かったー。さすが女流映画監督の巨匠・河瀬直美に見出された女優さんですね。
・Last Episode [新しい歌]監督 ALL STARS キャスト
最後はALL キャストでミュージカル風に歌って騒いだエンディングシーン。
ジャニーズ独立して、やりたいことできて良かったね、3人とも。
慎吾ちゃんがとにかく映画を楽しんでる感じが観てて嬉しかったです。
何より感心したのが、ちゃんとジャニーズに決別宣言してるところだった。過去のしがらみに立ち向かい、かつ執着していないパフォーマンスが好感を持ちました。元々SMAP時代から、クリエイティブな分野に造形が深かった3人です。自由になってまさに『水を得た魚』って感じに、のびのび生きてほしい。
きっと「新しい地図」に中居くんか、木村くんがいたらこうはできなかったかもしれない。3人だからこそ、マイペースにクリエイティブな活動がうまく行ったんだと思う。
これからも頑張って!続編できたら、観にいきましからー^^
くその中にも輝く真実がある
この映画に 女性が多いのが驚いた
監督の名前だけ見たら 多分観に来るはずがない人々が
劇場に集まっていた
多分 草薙 香取 稲垣のファンなのだろう!!
ここでも3人の人気がどれほど凄いか 思い知る
女性陣がこの映画を観るなんて!!
園子温を観るなんて!!
私も女性か(笑)
私は園監督が好きなので 他の監督と組んでの
オムニバス映画だそうで楽しみだった
園監督の作品は笑った
園ワールド全開だった
嗅覚が半端なく鋭い浅野忠信には笑った
満嶋真之介も最初 誰だか分らなかった(笑)
他も歌を食べちゃう少女とか
(カラフル〇んこが笑える)
誘拐された少女を救うとか(太田監督作品でしたが これも
良かった)
最後も歌で大盛り上がり
稲垣 香取 草薙が実名で出演しているのも面白かった
ちゃんと映画でした
SMAP3人とは同世代、つまらなかったら痛々しいと心配しましたが、
いや、普通に映画として楽しいです。
それぞれ個性のある映画監督さんが、
ぎゅっと世界観を詰め込んでいて、
一篇一篇を堪能しました。
監督ごとの世界観も素敵でしたが、
主演に見える浅野さんや尾野さんはじめ
ベテランの存在感はさすがです。
さらに若い満島さんや馬場さんの降りきれていて全力。見応えありました。
元SMAP3人に関していえば、香取さんは本当にスターだなと。。最終話でしみじみしてしまいました。ここだけは雑念が入ってしまいますね。
単館の外国映画と同じで、当たりもあれば外れもあるけど、上映時間の別世界を楽しみに、映画館へ足を運ぶ方にお勧めします。
もう一度見たい
最初は、何が始まったのかわからなかった。
でも、
どんどん引き込まれていきました。
特に好きだったのは、
剛くんと尾野真千子さんの夫婦の物語。
もっと長く見たかったです。
歌って踊る慎吾くんも、素敵でした。
もう一度、見たいです。
好みが分かれるかと思います
シュールな世界観が分からないタイプなので、王道な太田監督のエピソードが良かったです。
草彅剛、尾野真千子は吸引力のある芝居、さすがです。
エピソード4の香取慎吾さんも魅力的で素晴らしい!
うーん、エピソード1の稲垣さんのピアノのシーンがいかにも弾いていない感が出て残念でした。
新しい匂いの映画
オムニバス映画は色々あると思うけど、それぞれの持ち味を
それぞれの監督が出していて、特筆すべきは草彅剛×太田光監督の
「光へ航る(ひかりへ、わたる)は、是非観て欲しいです。
妻役の尾野真千子さんとの化学反応も素晴らしいです。
香取慎吾さん主演の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」は、
新人の中島セナさんの演技を見て欲しいです。
まだ10代、香取慎吾くんがデビューした11歳。
それと同じ年齢で、映画デビューを飾ります。
香取くんとがっぷり、演技をしていますのでこれもお勧めです。
稲垣吾郎さんの「ピアニストを撃つな!」は園子温監督作品です。
吾郎さんのパブリックイメージを残しながら、全く新しい
ゴロウを発見できるのではないでしょうか・・・?
4作目の「新しい詩」は、ミュージカル。3つの話の伏線の収拾と、
新しい詩を届けてくれます。
作り手と、演者がそれぞれ好い化学反応を起こした映画たち。
とっても面白く、そしてちょっとヤンチャな男子たちと
素敵な女性たちの創る映画です。是非、ご覧ください。
超ネタバレ注意
1.2.3とそれぞれ独立したように思える短編が4で繋がる、特殊なオムニバス映画。
主役は三人ではなく大門(浅野忠信)だという言葉通りに大門の視点で物語を見ると
園子温監督の1で、彼は運命の女フジコに出会い彼女を得て、突如失う。
マフィアのボスというマッチョイズムの頂点に君臨する自分から、真実の愛を奪った相手は美しい部屋でピアノをかき鳴らすだけの優男ゴロー。しかもフジコはゴローの、女のような繊細な指に惚れ込んでいる。大門の生きる暴力の世界で何の価値もない、ピアノを弾き、愛するものを優しく撫でるだけの、繊細な美しい指。
勿論、大門はマフィアの親分らしい力技でその指を潰そうとする。その指(フジコの愛する指であり、ピアニストの存在意義である)に、手下のジョーがハンマーを振り下ろす
2には大門は直接関わらないが、ここでは自分のレゾンデートル(存在意義)を突然奪われた者たちがどんなものか、それを取り戻すためには究極の選択でも喜んで受け入れる様が描かれた。
関わりがないとはいえ、やはり主役は大門だというのなら、大門にとってフジコへの愛は存在意義や価値観を揺るがすほどのものであり、それを失った状態とも読み取れる。
3では大門の元を去った兄弟分オサムが、亡くなった息子の腕を捜し求める妻に寄り添っている。オサムがカタギでないこと、息子の生前は家庭を顧みなかったことは、妻の態度ですぐにわかる。野球が好きだった息子の右腕は妻にとっては黄金の右腕であり、最も息子の存在を感じられるものであった。
オサム自身は妻のその執着を馬鹿げていると思いながらも、自らヤクザな世界と足を洗うために小指を詰めてまで彼女に寄り添っている。
それを大門の視点で見ると、
大門と同じ価値観で暴力の世界に生き、家族愛に価値を見出していなかったオサムが、その価値観を一変させて、古女房の元へ行ってしまった。息子の死と、壊れかけた妻の心に直面して、自分の存在意義を暴力ではなく家族愛に求めた旧友の姿を、大門は目の当たりにする。
そして
4 で、大門は美しい純白の衣装に身を包み、髭剃り跡もさわやかな美男子として登場する。
大門はフジコを奪った美しい指を破壊しようとして、自らの指を失うという選択をした。
奪おうとした刹那に起こった事故は想定内であり、予め大門にはその覚悟があったのかもしれない、とも思えた。
真実の愛を取り戻すために、マッチョイズムに潜む醜い嫉妬(自分の価値観に合わないものを力ずくで排除し、潰す)から解脱したかのような清々しい姿と美しい顔で、フジコを見つめている。
そして彼の語ったセリフを全編通じた解釈で意訳すると
「自分には価値を感じられないモノでも、愛する人が愛したモノを壊すわけにはいかない。自分には価値を感じられないものでも、その人物の存在意義を奪うことでねじ伏せても意味がない。」と言っているようだった。
全29件中、1~20件目を表示