アンデッド刑事(デカ) 野獣捜査線のレビュー・感想・評価
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不死身のスーパーポリス
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脚本・製作のジョー・ケイシー原作のコミックの映画化、邦題は刑事ですが制服警官ですよね。
冒頭からいきなりベッドシーン、それも絶頂カウンターなる珍妙な装置まで登場させて卑猥なこと、不死身のスーパーポリスはアソコも最強らしい。それにしてもロスの治安を守るために不死身の警官が必要というのも妙な理屈、しかもロボコップのような科学に頼らずALS患者の念力によって蘇生するという突飛な説明、余命いくばくもない難病患者なら自己犠牲も本望と無茶苦茶な設定。さぞかしホーキング博士が聴いたら怒るでしょうね。
一昔前の三流映画の代名詞エロ・グロ・ナンセンスを煮詰めたような映画だが正義の為の戦いと大義名分をちらつかせているから始末に悪い。ただ、一応ポリスストーリーだが製作陣は警官たちすら虚仮にして、警察も犯罪者も似たもの同士くらいにしか思っていないことが伺える。
要は、通念やタブーを嘲笑い、ど派手なバイオレンスシーンで庶民のうっぷん晴らしが出来れば上々というコンセプトなのでしょう。
それにしても敬虔な修道女をギャングに仕立てるのは如何なものか、マフィアのボスたちが野獣に等しいとしてもコンドルやトラのぬいぐるみを着せるセンスは原作コミックのまんま、製作陣も自分たちのハイテンションぶりが照れ臭くなったのでしょう、笑いに逃げてます。
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