リセット 決死のカウントダウンのレビュー・感想・評価
全3件を表示
タイトルなし(ネタバレ)
カーアクション部分がギリギリすぎてリアル感がなさすぎ。犯人も過去に戻りたいだけなら普通に自ら実験台になればいいだけだし、研究が進めば遡れる時間も長くなるだろうしそれを待ってからでも遅くないはず。
最初の走りながら車に押し入れる部分は物理的に破綻してる。後輪がプレートに乗った時点で荷室前面に激突すると思う。ただアクセルを離して自走してて後続の犯人の車に無理やり押されてる状態なら可能だとは思うけど。
途中から結末を想像したのはやたらと脳に不具合がって言ってたからタイムリープしてせっかく子どもを助けたのに脳に障害が残って子供のことを忘れてしまうという切ない感じのエンディングかなって思った。分身のシアティエン2人はなんとかしてタイムマシンに入る前に自分を助けようとしてたってことだよね。最後のシーンでトトに会ったシアティエンはタイムマシンに入る前に助けられてるって言うことだよね。だから脳に障害も残らないと・・
でも平行世界って言ってるんだからタイムマシンではないのかな。同じ世界に何人も自分がいるというパラドックスもそれで解決してるって言うことなのかな。
まあ上司の研究者の嫉妬心で研究所破壊とか犯人の動機も過去の家族に会いたいということとかもう少し他になかったのかなとは思う。
主人公が富田靖子に似ている
前半はかなりB級映画っぽくて白けて見ていたが、中盤から二転三転して、かなり複雑な展開になり面白くなってきて見入ってしまった。
2番目の彼女に感情移入してしまって、最後は切なくなってしまった。
タイトルなし(ネタバレ)
タイムマシンの開発でしのぎを削るIPT研究所とネクサス研究所。ネクサスでは物理学者シアティエンら研究チームが地道な研究に勤しんでいたが、ある日シアティエンの留守中に何者かが侵入、息子のトトを誘拐されてしまう。彼らはシアティエンにタイムマシンの開発データ一式を要求、トトの血管に挿入された超小型爆弾が破裂するまでの1時間でデータを入手しなければならなくなる・・・からのタイムリープSF。
愛する者を救う為に何度も時間を遡る、しかし遡れるのは1時間50分だけで元の世界へは戻れない。物語が進むにつれてこの設定がガツンと効いて冒頭想像していた筋書きを小気味よく裏切るセンスオブワンダーから香港映画ならではのセンチメンタリズムに着地。息子の為に奮闘する主人公を演じるヤン・ミーの凛とした美しさが見事に物語に花を添えていてまた新たなSFの傑作がアジアから生まれたなと感慨深いです。
全3件を表示