(r)adius ラディウスのレビュー・感想・評価
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個人評価:2.5 本作のテーマは崇高か陳腐か。崇高であれば監督の描...
個人評価:2.5
本作のテーマは崇高か陳腐か。崇高であれば監督の描いた本質まで辿り着かなかった。陳腐であればあまりにも設定頼りで、浅はかな脚本と演出である。
意図しない殺人と、意図のある殺人。その違いと自身に与える影響は。
設定はよいが、やはりただの登場人物の会話劇なだけか。
ホラー、サスペンスの百均映画
設定は面白い
冒頭では意識を失っている間に殺人ウィルスが蔓延してしまったのか?といった展開で記憶喪失の男リアム・ハートウェルが苦悩する。白目を向いて次々と死んでいく人々を見たリアムは口を抑え自宅へと逃げるが、徐々に自分が原因なんだと気づく。そんな彼の元に見知らぬ女性が訪れるのだ。
radiusとは半径のこと。自らが殺人兵器となってしまった苦悩や、原因究明と彼の力を抑える女性ジェーン(身元不明女性のこと)=ローズ・デアウッドが協力する様子はドキドキしてしまう。ミステリーサークルっぽい現場からして、非科学的な展開を恐れてしまったのに・・・あぁ何という安易な結末。だけど、最後に取った手段は悲しくもある。
私がいれば大量殺人は簡単よ!みたいな感じでイヤな奴を殺しまくるとか、最後には自分で殺させるみたいな方法を思いつくとか、オチを想像してみたけど、音楽ももの悲しい感じだったし、ハリウッド映画にはない作風だったな~
どちらかと言うと見ない方がよかった。。。
作品のクオリティーは高かった。Bキューホラーのノリでは無かった。主演男優女優とも好感が持てるし頑張った。アイデアも、なになに見たいなと思わせる。
ただ、なんだろう3本くらいの伏線が悉く尻つぼみで立ち消えていく感じというかほったらかしというか、盛り上がりに欠ける。
アレ、監督が複数人のアイデアを取り入れてしまったのかしら?監督も映画にアレコレ詰め込みたいし、色々考えるから、纏めるのが難しいんでしょうね、きっと。
※個人的にはSFアイデアとガジェットを求めて見ていたので、その深掘りが全くなかったので悲しい…。
※私は違いますが、ホラー愛好者からすると、ラストはガッツリスティーブン・キングのシャイニング顔負けの展開をワクワクして待っていた筈w。
もったいない
もうちょい
おうち-247
『IT イット "俺"が来たら、終わり。』
夜行性「イット」こと『イット・カムズ・アット・ナイト』、
お色気「イット」こと『イット・フォローズ』、
かわいい系「イット」こと『IT イット "それ"が見えたら、終わり。』、
そして今作の「イット」は、「俺」!
事故現場で目覚めた俺。
なぜか行くとこ行くとこで人が死んでいる。しかも目が真っ白。
近づけば人も動物も死ぬ!でも記憶がない!
そんな同じ事故に居合わせたと主張する女性はなぜか死なない。その女性といれば、死なずにすむみたいだ、、、。
記憶を戻すため、そして周りの人間を死なせないためにも一緒に行動する二人。
85分くらいから急展開を見せておもしろかったんだけど、ラストも急に終わってしまったし、
一番気になるのは記憶喪失の人間が記憶を取り戻したら性格や考え方はそのまま戻るのか戻らないのか。
映画『バイオハザード』でウイルスを放出させた黒幕のようになるのが自然だと思っていたのですが、、、。
あ、ちなみに事故で体に異常な力が宿るという意味で、『アデライン』観賞後、この映画をおすすめに出してきたアマプラさん、おすすめのクセがすごい。
ビミョ〜かなぁ。
SFとミステリーを合わせ技。
ほめるとアホっぽくなりそうで嫌だが、おもしろいと思う。SFとミステリーの合わせ技。発想を楽しむ、というジャンルだと思うので辻褄の合う合わないは見逃してあげる必要がある。
いわゆるパンデミックのようなジャンルの展開。隔離する必要がある危険な現象でパニック映画然として進む前半。そこへ誘拐殺人事件の真相が絡む後半が待っているという。ややこしいくも、まあ、よく考えたなあ、というシナリオ。
どうしてもアホっぽいのが、カミナリ直撃のくだりである。なに?人工衛星がどうたらこうたら、そこがかなり薄い。
この感じの作品を続けていけば、そのうちアタリが出るんじゃないでしょうか。
一見の価値あり
半径15メートル以内に近づいた生き物を全て死なせてしまうという謎の能力を身につけてしまったという男の物語。事故で意識を失い、目覚めたらそうなっていたのだ。
また、一人の女性と一緒にいればその能力を抑えることができることも明らかになる。この不思議なストーリーに冒頭から見逃すまいと釘付けになってしまったが、ロマンス的表現や、ロードムービー的表現が続き、やや集中が途切れてしまった。しかし、それほど複雑怪奇な物語でもないため夢中になって観るほどでもなかったようだ。色々と挑戦しているような内容だったが、焦点は一点に絞るべきだっただろう。せっかく観客が興味深く入り込めるような世界観を表現しているならば、このやり方ではもったいないと思う。
しかし、予想を超えるラストの展開には驚かされた。後半は感情移入しっぱなしであり、また釘付けになる。惜しい部分もあるが、一見の価値のある作品だ。
惜しい!アイディアはいい。鳥好きには辛いけど
不思議な映画
一時的に記憶を失った男女が実は誘拐犯とその被害者だったという設定だけでも十分だったのではないかという気がする。
半径15m以内に近づく生物を殺してしまう男性の謎な能力、その不思議な力が与えられるきっかけになった謎な雷(意味深にNASAの衛星も登場し、雷の直撃を受けている)、それらの要素がなかったとしても、ストーリーの肝である男女の関係性にはあまり影響はないと思う。
男が誘拐犯であり、女がその被害者であるという驚愕の事実が明かされてもなお「離れたくても離れられない」というシチュエーションを意味あるものにするためには、男性と女性が一緒にいると「半径15m以内にいる生物を殺してしまう」という男性の能力を「中和」してしまうという、これまた謎な設定が必要だったのかもしれないが。
なんとも不思議な映画だった。
MISSING
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