切り裂き魔ゴーレムのレビュー・感想・評価
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もし自分の境遇が主人公と似ていたらどうするか?と考える
一度しか視聴していませんしラストの展開が腑に落ちませんが、途中から夫殺しの容疑のかかった妻と自分とを重ねてしまいました。今の私の境遇とは違いますが、登場する女性達を自分と仮定すると色々と考えずにはいられない。救貧院や男の世話にならず身持ちを崩さず手に職をつけ慎ましく生涯を終えた彼女の実母に彼女は心の底では、自分は被害者なだけで落ち度は無かったと認めて貰いたかったのだろうと思います。あの時実母が彼女を折檻せずに罪悪感を伝えられたら、成人であり親である自身に全ての責任がある事は伝わったと思います。
タイトルなし
連続猟奇殺人犯ゴーレムを追うビル・ナイははまり役で好演。何となくオリビア・クックが怪しいと思ったら、やはり犯人ゴーレム。ラスト、なぜ劇中で女優が死んだのか謎。後半途中からストーリーが一気に加速する。
割と良く出来ている
ロンドンで連続殺人事件が発生し、容疑者として4人の名前が挙がった。その中には日記に殺人の美学をつづっていた脚本家クリーもいたが、彼は既に別の事件で死亡しており、女優である妻がクリーを毒殺したとして逮捕されていた。連続殺人事件を追う刑事キルデアは、クリーの妻の裁判の行方を見守るうちに彼女の無実を確信。彼女に言い渡された絞首刑が執行されるまでのわずかな時間で、夫殺しの真犯人と連続殺人事件の真相を追う。キルデアは捜査の最終段階で彼女がゴーレムであることを知り愕然とする。クリーの小説「不幸の接点」がキルデアも見守る中で上演され、絞首刑が実演されてしまうが、観客は熱狂し真実を知らないまま喝采を送る。キルデアの心には何が残ったのだろうか?
ビル・ナイ警部補ハマり過ぎ!
19世紀ビクトリア朝のロンドン警察、ビル・ナイのキルディア警部補がピッタリとハマり過ぎ!
当時は厳しく糾弾された男色の疑いで、昇進が儘ならない有能な男。
女性差別や階級社会の綾なす社会で、芝居小屋と大衆の力が、稀代の切り裂き魔を生み出したサスペンスが艶やか!
実際の切り裂きジャックは捕まること無く、今も謎のまま。犯人像論議の中に「女性では?」という説もあるとのこと。原作は史実と虚構を織り交ぜた小説。
最後に名を遺した者は誰か(°д° )!!
偽り
舞台作家が毒殺され舞台女優でもある嫁が逮捕され裁かれ様とする中、ゴーレムと呼ばれる連続殺人犯の容疑者として毒殺された夫が挙がり、警部補がゴーレムの正体と嫁の無実の証明の為に捜査する話。
図書館でみつけた日記と舞台関係者への聞き込みをにより真実を追求していくミステリーで、主に聞き込みによる証言を回顧録的にみせていく。
新しい出来事が起こる訳ではないのでこの時点でちょっと淡々としていて冗長気味ではあるものの、残酷だったり隠微だったりする出来事が種々みえてきて期待は膨らむ展開。
しかしながら、みせてきたものが全て警部補が話を聞いたうえでの印象と推理ということで…嫌な予感は少しばかりしてたけどね。
ミスリードなら面白いけど、こんなただのちゃぶ台返しを面白いとは思えない。
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