「さえない男子の話にあらず」さよなら、僕のマンハッタン ぼぶぅさんの映画レビュー(感想・評価)
さえない男子の話にあらず
トーマスのさえない感に、やれやれと思って見てましたが、ジェフ・ブリッジズの渋さにやられました。
しゃがれ声のプロローグから始まって、時にポエティックに、古き良きニューヨークのムードを偲ばせる。
凡庸な自分にうんざりしつつも、生温い空気にどっぷり浸かって抜け出せないトーマス。
男って本当馬鹿だなあ
なんて、
ありきたりな話かと思ったら
最後にちゃんと素敵なギフトを用意してたねマーク・ウェブ。
平坦に見える道にもでこぼこはある。
何もないようでいて、昨日とは違ってしまった景色に気づく。
自分には自分の物語が、誰にでもあるんだって、
なんだか大丈夫な気がする映画だ
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