「なんかもの悲しくなる内容だが、勇気や信念も伝わってくる」ローマンという名の男 信念の行方 ポップコーン男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なんかもの悲しくなる内容だが、勇気や信念も伝わってくる

2021年5月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

ただただ、デンゼルワシントンの役作り、気迫に圧倒される。

法廷シーンが好きなので、やりとりを楽しみにしてたけどほぼ無かった(笑)

まあ物語的には当然なんだけど、、。

人権弁護士。もちろん理解はできるのだが、報酬も適切な額がもらえず慈善事業でもあるまいし、前へと突き進む信念はどこからくるのか?

先日6000万を寄付した匿名の男性、コロナ禍での不安や辛さの中でそんなにも人を思いやれるのだろうか?
たぶん自分は10億手元にあっても同じ行動はできない。

寄付した男性は小学生の時から貯めたお金だそうだが、どうかお金に 不自由のない生活をしている事を願う(余計なお世話だが)

評価からはそれたが、その信念を持った男が裏方から表舞台に出るのだが、口下手でありロビーの動きもイマイチ、そこが人間臭くてまた良い。しかもデンゼルのジョークがクスリとさせられる(笑)

能力や記憶力は抜群であるが、個人的には少し発達障害があるのかもと思った。(出産時に鉗子で摘出等)

また能力のある人や頑張っている人(少し抽象的ではあるが、、、)がしっかりと正当な評価がされないのは日本と似た側面があり全ての人にスポットを当てるのは不可能でもこのようなケースがあると非常に悲しく感じる。

もう少し向かう方向が違えばと考えてしまう。

まあラストにつれて少しずつ変化するコリンファレルが次なる希望、勇気を与えてくれる内容ではあった。

ポップコーン男