「隠居なれども騒がしき日々」三屋清左衛門残日録 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
隠居なれども騒がしき日々
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KBS京都「新春時代劇」で鑑賞。
原作は未読。
用人として仕えていた藩主の死をきっかけに隠居した三屋清左衛門。残日録と銘打った日記を毎日書いたり、幼馴染みと会うなど悠々自適の暮らしを営むつもりが、周りがそれを許してくれない。
清左衛門の元へ舞い込む厄介事や事件の数々は、やがて藩内の派閥争いへと繋がっていき、否応無く巻き込まれてしまう。穏やかな毎日を過ごすと云うわけにはいかない気配が濃厚に漂い始める。
藤沢周平作品らしく、人間模様の細やかな機微が芳しい。とても味わい深いドラマが展開され心引きつけられた。登場人物の存在感がリアルで、だからこその芳醇さかもしれないと思った。
事件は藩の大いなる闇を内包しており、とても一筋縄ではいきそうも無い。楽隠居を決め込もうと云う目論見は外れ、穏やかなれども騒がしい日々を送ることになった清左衛門の運命や如何に。
[鑑賞記録]
2020/01/01:KBS京都「新春時代劇」
2022/01/01:時代劇専門チャンネル
2026/01/01:BSフジ
*修正(2026/01/01)
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