移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
全29件中、1~20件目を表示
美術、映像は良いがストーリーが陳腐すぎる
個人的には、部分部分楽しめたので採点甘め
SF作品でそれなりにコストがかかっていて新規性のある映像作品、という点で評価
ただしストーリーなどは陳腐過ぎて映画としては3点以下、人を選ぶ
ポストアポカリプスものでスチームパンク的
ランドマークとしての移動都市のインパクトが大
3つくらい派手な都市が出てきて映像的に満足感もある
一方でアクションシーンが不足している。ジャンプだけではワクワク感がない。
最初宣伝で見たときに、完璧に『キノの旅』の迷惑な国(2003年刊行)だと思ったが
原作『移動都市』の刊行が2001年なので移動都市のほうが先行していた
その他『砂ぼうず』『風の谷のナウシカ』『マッドマックス』などを感じる
SF好きならこの作品のSF闇鍋感は楽しめるだろう
・過去の遺産(オールドテク)を活用して生活を成り立たせる
・都市間自然淘汰主義
という設定からかなり無理のあるデザインや、生活が描かれるが
しかしこれが非常に面白い
昨今のSFはリアリティを優先しているせいか
入力デバイスやスクリーンの面白みがない
デバイス自体身近になっているため、昔の映画のような特別感もない
しかし本作で登場するデバイスは発掘された部品を活用しているため
機能的にはスーパーテクノロジーで、インターフェースはローテクという
ギャップがとても面白いと感じた、ここで大きく加点している。
都市を狩る意味がわからなくて最初視聴を停止したが
『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』のデロリアンのように、
ゴミをエネルギーにするような仕組みが出てくるなど
一応無理のある設定も「この世界はそうなっている」という納得感は出せていると思う
問題のストーリー
まず、原作そのままなのだろうが、ティーンエイジ小説のような内容で、
これが合う合わないがある。私は冒頭の展開からわかっていたので許容範囲だった
キャラクター
・顔に傷のある少女
・巻き込まれる軟弱男
が主人公なのでこれがそもそもあまり魅力的じゃない(役者はそれほど悪くない)
成長を描くわけでも、物語を左右する選択を過去の積み重ねから演出するわけでもないので
とにかく作中の演出が悪い
特にキャラ付け程度に顔に傷つけているように感じるのが駄目だ
他の登場人物も行動に「????」となることが多数あり
また、端的に語られるエピソードのボリュームが少なすぎるので
物語に厚みを感じない。
少なくとも主人公二人の半生がわかるようなセリフが挿し込まれるべきだった
そのせいで中盤のターミネーター+ロボコップとの別れもなんだか微妙な展開だ
ほんのちょっとのセリフで変わったのに、もったいない
ロマン設定を詰め込んだ作品だという認識を持って
ストーリー、キャラクターについてはある程度許容して視聴するのが適当
美術に対していろいろ思いを巡らせると楽しみ方も変わってくる。
たまにはこういう作品があってもいいと思う
地球の未来の姿かも…。
原作:未読
都市が移動して、しかも小都市を喰らうってことで、都市そのものが意思を持っているのかな~と思って観たのですが、全く違っていました😅
129分の中に、ぎゅぎゅっと詰め込まれていて面白かったですね~。
シュライクの話はもっとあっても良かったな。
へスターと過ごした思い出とか、走馬灯のように巡るけど、なぜ復活者と呼ばれる存在になったのか?などが不鮮明で少し残念。
ただ、1本の映画にするなら充分かな。
序盤は一匹狼のへスターが仲間と共闘したり笑顔を見せたり。
頼りなさそうだったトムが成長していく様子は良かった👍
アナ・ファンは最初の登場から最後までカッコよすぎましたよね!
序盤でトムがヴァレンタインに突き飛ばされたときはどうなるかと思いました😅
なんか
ダサいと思ってしまうのはどうしてなのでしょう
主人公がゾンビロボットを撃たないで!と懇願する割にその場から逃げたりするのも「?」でした
ゾンビロボットもあれだけ危険人物という事で鉄のキューブみたいなものに閉じ込められてたのに最期は1発で動かなくなったし…全然泣けもしなかったです
様々な要素てんこ盛り
スターウォーズ?ターミネーター?ラピュタ?どっかで既視感ある感じだった。多くの人に受け入れられるよう、あらゆる人種が演者として起用されている。子供向け映画。
映像美…だ、け?
美しい映像、都市もリアルで素晴らしいけど
ストーリー、展開に納得いかない。
設定、映像美、演技もそんなにひどくないのに、なんてもったいないの…という気持ちでいっぱい…。
当方ファンタジーが大好きで、期待していただけに落胆がすごかった。
ストーリーのご都合主義的というか、あからさますぎる伏線は興醒めもの。
なぜそのような行動をとったのか謎すぎる…少しくらい説明が欲しい…と思ったり、首を捻ることも多かった(管制塔?に連絡するシーンとか)。
設定をうまく使えているかも疑問。
主人公等の心情があまり見えてこないのも残念。
たしかにファンタジーでは世界観の説明とか気を配るべき箇所が多々あるし、難しいところではあると思う。
しかし人があれだけ死んでてそんな行動とる?街めっちゃ燃えてるけど全く責任感じないの?とか思うところ多々ある。何も感じない人間ならそれはそれで、何かキャラについて説明すべき。
はっきり言うとキャラクター、一人一人に深みが感じられないし、ステータスだけ先走っている。キャラクター一人一人がただ消費されるものとして存在している感じ。
世界観については明らかにされていないところも多いし、ツッコミはしないが…。
これで最後2人のキスで「終わり」だったらブチギレるとこだったのでそこはまあ良かったです。
映像は本当にリアルで素晴らしいんだけどなぁ…
おもしろかったです
主人公と脇役のキャラクター像、配役のしかたは、高度なマニュアルでもあるかのように、きちんと組み立てられている。
ストーリーも「映画として」とても見やすい。「都市が都市を食う」という、なぞの設定に説得力を持たせるにはちょっと要素が足りない気もするが、1000年後の未来の価値観なんぞ知る由もない。「移動する都市が一番!」という価値感を持った人間のいる世界なのだろうと、素直に思って映画の世界にひたると、楽しめる。
終盤、「カミカゼ」っぽい戦い方や、日本人っぽい女性像は、日本人にとっては(うん?)と思うところモアあったが、逆に考えれば(1000年後も日本人に対するイメージはそんな感じなんかい!ていうか、カミカゼ的な戦い方は顕在なのか)と、思った。
現在の思考と過去の思考が交錯するSF世界で、価値観の入り混じった表現が観れてそれはそれで面白かった。
ピーター・ジャクソン監督の野心作
ご存知、LORやホビットシリーズで知られるピーター・ジャクソン監督が同スタッフと作った疑似未来SF作品。前述作品の大ファンであり個人的には凄く楽しみでした。しかし、観終わった際の感想は・・・。テーマやビジュアルは優れものです。特にオープニングから始まる移動都市バトルはなかなかの見ものです。大都市が中小の都市を飲み込み、エネルギーとして拡大してゆく。その大都市であるロンドンで繰り広げられる権力闘争やロマンス。中世の雰囲気を残しながら機械=メカニカルな表現はこれこそLORの世界観。そこまでは確かにいいんだけどなあ。今一な点は3つ程ある。まずキャラクターの魅力が乏しくキャスティングが弱いから感情移入がしづらい。次にストーリーが平坦。どんでん返しが欲しいとは言わないけどなんだか最後まで予定調和でちともの足りず、ドキドキハラハラ感は少ない。最後は音楽も含めてクライマックスシーンの高揚感が足りないかなあ。
正直大好きな監督だしテーマも面白かったからとても残念です。
シュライクが…
ギリギリまで映画館に観に行こうか行くまいか悩んだ末、行かずにスルーした映画。大好きな世紀末ものなのだが、もう最近はパターンが知れてきて、結局食指が伸びなかった。Amazon primeで観られるようになったので、ジャニーズだらけの正月番組を観るよりは…と鑑賞した。
移動都市の発想は面白いが、これ、ハウルの動く城と同じ発想だなと。ヨーロッパの民族は、こうして流浪することに対するノスタルジアでもあるんだろうかと考えた。というか植民地思想という意味でのグローバリズムか。それを食いとどめたのが、おそらくはアジアの民族っぽかったのも象徴的であった。現実もこううまくいけばよいのだが。いまや世界中が食った食われたの野蛮な話ばかりになっている。まあ愚痴はこれくらいにして…。
とにかくシュライクが哀しい。そして、最後の最後に彼が下した判断が…これまた哀しい。
これを観れただけでもう十分な映画だった。
執着と愛は紙一重なのだ。執着を解くのも愛なのだ。その思いを新たにしただけで儲け物の映画だ。
SFエンタメとして観れば面白い
何故移動都市が移動都市を捕獲するのかとか、何故静止都市をそれほどまでに手に入れたいのかという根本的な部分はよく分からないw
せめて初期のスターウォーズのように、本編が始まる前にある程度の説明があれば良かったのに、とは思う。
ただ、何も考えずに娯楽映画として観るなら面白い。
ただ主役級の男の子がちょっと弱いかな。
主役の女の子の表情や目力が迫力あるから、男の子ももう少し華があって表情豊かな演技力のある俳優さんの方が良かった気がする。
シュリック?(死人を機械化したもの)のエピソードが興味深かった。
シュリックには、自分が気づいていないだけで、死ぬ前の記憶がほんの少し残っていた。
だから、息子だか弟だかに似せた人形を無意識に作っていた。だから、主役の女の子を育てもした。
目が異様に緑に光っていた時は、「自分では気づかない」怒りと愛ゆえの執着に凝り固まっていた時。だから不死身である。単なる機械だから。。。
しかし、「愛」という言葉を自分が発した時、初めて自分の過去は人間であり、自分には心があることに気づく。そして女の子を恨んでいたのではなく、愛していた事に気づく。
自分が愛を実感した時、単なる機械ではなく人間に戻り、もともと死人から作った機械ゆえシュリックは死んでしまう。
物悲しいエピソードである。
このエピソードをもう少し分かりやすく描いてくれたら、このエピソードは無駄と言われることもなかったと思う。
私自身はこのエピソードに一番感動した。
詰め込み過ぎた勿体ない作品
ビジュアルやCGは最高。
歴史や世界の設定、各都市や立場の対立なども面白く、斬新で、ここまではいい基盤ができていると思う。
だが、とにかくいらないものが多い。
詰め込み過ぎてメインにどこを見せたいのか、どの脇役も脇エピソードも主張が激しすぎてはっきりしないので、もっとシンプルに削るべきだったと思う。
特に以下の2点。本当にいらない。
◆トム・ナッツワーシーが蛇足キャラ
冒頭で最初に出てくる、第二の主人公ともいえる考古学を研究している青年、トム・ナッツワーシーは存在自体の必要性を感じない。
主人公のへスターにただ金魚のフンのようについて回り、足をひっぱり、特別なことはしていない。
あえて活躍できたシーンはラストバトルでのロンドンのエンジンに攻撃をしかけるところだが、彼でなくても補えた描写。
物語を動かすような特別な使命を背負っているわけではなく、ロンドンと戦う目的も無い。
終始このキャラクターが話のメインに居座っているのが目障りだった。
「彼でなくてはいけなかった」点があるなら教えてほしい。
◆シュライク(復活者/ストーカー)のエピソードは削るべき
シュライクのエピソード自体は個人的には好きだ。
哀愁を感じさせるし、彼の船にある人形の描写も不気味でよかった。
へスターと育んだ家族愛も、単独のエピソードとしてはとてもいい。
だが、この物語はあくまでも「ロンドンを倒す」のが主軸。
映画という単発の作品の中で、シュライクのエピソードは完全に主軸から外れる形で独立しており、まさに蛇足である。
ここを削ってもメインストーリーに全く影響がない。
どうしても表現したいエピソードがあるのはクリエイターとして当然のことだが、それをなんでもかんでもねじ込んで追加していくのではなく、時には身を切る思いで描きたい描写を削るのもプロの仕事として必要だ。
ロードオブザリング3部作や、ドラマ作品のように長い作品ならまだ雑然とした展開でも見れるが、たった2時間程度の単発作品においてあれもこれもエピソードを詰め込まれると消化不良になる。
とにかく、もっとエピソードを削って、メインに絞ってほしかった。
また、刑務所を爆破したが、シュライクの牢獄だけを爆破すればよかったのでは?
資源のない世界で都市の食い合いをするほど貧窮しているのに、貴重な建造物資源を容赦なく爆破していく描写などにも疑問を感じる。
映像が良いだけに、ストーリーの雑然とした部分が勿体なかった。
唯一、アナ・ファンのキャラクターの個性は良かった。
これが見れただけ救いである。
爆走する大英帝国 +1000000点!
回収されない伏線 -50点
掘り下げのないキャラ設定 -100点
ガバガバストーリー -100点
爆走する大英帝国 +1000000000点!
みたいな、迫力あるビジュアルに全振りした映画。格好いいメカが好きなら頭空っぽにして楽しめるが、映画としての出来栄えがどうかと言われると……
〇ストーリー
一応移動都市の生存競争から始まり、いろんな人の因縁の相手がでてきたりしながら、最後は通常の固定都市へ侵略を始める大英帝国の破壊兵器を止めて終了。
正直取っ散らかっている印象で、ストーリーは添え物程度に考えておくと吉。
〇演出
この映画のウリ。ド派手なメカが縦横無尽に駆け回ってわーすごーい!ってワクワクできるもの。あまり細かいことは考えず童心に帰って楽しむが吉。
〇俳優
全体にキャスティングは良い感じだった。特にアナは非常に頼りがいある姉御感が出ていて好印象。
〇総評
見て楽しい映画であることに疑いようはない。しかし、名作かと言われるとまったくそうではない気がする。
眠かった
移動都市の作りこみはすごかった。主人公がキャラが薄く全く魅力的じゃない。機械人間がもっとも執着が強い登場人物で、怖い。壁の都市を破壊したら収奪するものがなくなるじゃないかと、行動が意味不明だった。登場人物が魅力的じゃなくてストーリーが退屈なせいか眠くなったウトウトした。
説明不足
なんで移動してんだろ?
そもそもの問題が不可解で…いきなり最終章を見せられてるような感じ。
移動都市に意味を見出せなくて難儀する。
結局の所、ラストの見せ場に深く関わってくるのだけれど、取ってつけた感が拭えず、全体的には退屈だった。
ビジュアルとかは面白かったんだけど…どおにも説得力に欠けてるような感じだ。
都市が移動する必然性も分からないし、静止都市と対立してる構図も分からない。
きっと当初は移動出来る事が希望であって、静止し続ける事が衰退だったのであろう。
そいでもって長い時間放浪した挙句、資源が乏しくなり、いまだ現状を維持し続ける静止都市への略奪へと変貌していったのかもしれない。
のだが…!
その辺りを抜きにしてはダメなような気がする…。
物語の結末はなんだか皮肉めいたもので…移動するロンドン市民達、これが白人とかになるのだろうか?それらを中国とインドの人々が受け入れる。
精神的な豊かさに立ち戻るって事なのだろうか?限りある地球という資源を食い尽くしてる西洋文明への警鐘とかなのかしら?
ロンドンって、都市が大航海時代の暗喩だったりすんのかな?
それが際限ない物欲の成れの果てとかになんのかしら?
そうだったとしても、別段このドラマを語る上で必要な事とも思えない。
世界観の説明が足りてなさすぎて、どおにも受け入れ難かったのが敗因か。
新鮮な設定でした。
トータルでは3.4と低評価にも関わらず、個人的に大手シネコンを占めるマーベル系&DC系にやや辟易していたので、この設定は新鮮でした。
たしかにジブリの影響を受けた世界感だし、移動都市を攻撃する場面はヤマトっぽいです。ですがヒロインの意外性もあるし、少なくとも実写としては新鮮な展開だし、ありきたりなクライマックスを差し引いても、とても楽しめた世界観でした。
引っかかるのは、西洋VS東洋の構図で、あの壁はまさに万里の長城、中ににいた戦士はみんなアジア系という、けっこう露骨な地政学図が描かれていて、なぜか犬死する西洋のパイロットの名前は日本人っぽいというオマケ付き。この
「世界は中国を中心にまとまる」
とい結論は、どんだけ中国資本の援助を受けて製作したのわよ?と思わなくもなく、そこを差し引いて4.5でしょうか。
The predator city from west. ラノベかな?
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが製作脚本、ピージャクの愛弟子クリスチャン・リヴァーズが監督と聞いたら面白そう!っとなるわけですが、アメリカでは大コケしたとの噂で、それでも「こういう映画は映画館で観ないと絶対面白くないよなぁ」っと思い、警戒しながら観に行ったのですが・・・うん、言われる程悪くない。でも、どうして都市は移動してんの?
移動都市のビジュアルは物凄い物がありました。良く作ってるなってホント感心したんですよ。でも、根本的に都市が移動する必然性がわからないんですよね。「都市が移動してる所を見せるビジュアルの為に移動させました」的な感じで、何故移動するのかは良くわからんというのが正直な感想です。だって最後の壁の街の人達は普通に地面に住んでましたしね。あれは正にちゃぶ台返しというものではなかろうか?
移動都市のシーンにしても空中都市のシーンにしてもビジュアルは一級品だっただけに、ストーリーが伴ってないのがとても残念でした。映像を楽しむ作品なので何も考えないで観ようとしてても、あまりに話が変だと気になってしまいます。どうした?ピージャク?原作を読めばもう少しつじつまがあって来るのでしょうか?うーん、なんとも惜しい作品です。
つまらなくはない
「巨大移動都市ロンドンはほかの小さな都市を捕食し成長しながら支配を拡大していた」という意味不明なあらすじで興味を持って観に行く。でも都市が都市を捕食するのは最初の10分くらいで後は普通のアクション。
設定や世界観の説明もそこそこにいきなり話が始まる。混乱も特にないし誰が誰を倒したいのかわかりやすいから良いのかもしれないが、少し戸惑う。あとフォンとかまあまあメインのキャラクターでも余り設定が感じられなくて愛着がわかないし、結構キャラ立ってたシュライクは何かふんわりした理由で死ぬし(愛していたら何なんだ)。
「歴史にしてやる」って決め台詞だけは気に入ってる。
世界観が良いだけに
世界観が良いだけにもったいない。
掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられそうな題材なのに、よくある戦争モノ捻って都市要素いれてみました程度に終わってしまい残念。ただバトル、人間ドラマ、映像美…そういうのを主に期待した人には良いかも。一方「都市」っていうところに惹かれて観た人は消化不良に感じると思う。
良いとこ
・個人的には前半30分までの、移動都市での生活、都市の飲み込み方(物理)、南部都市の奴隷オークション、博物館に飾られてた割れたスマホと「アメリカ古代の神々(笑)」がピーク。こういう都市っぽさは堪らん。
・ロンドンの市民も反移動都市の市民も同じように戦争に熱狂してたところ。(反「移動」であって反戦ではない)指名手配されてたアナ?も最後まで倫理観で戦ったわけではなく。どっちかが戦争反対だったら勧善懲悪モノに落ちてたかも。
・女主人公と男主人公がキスしなかったところ。キスはそう意図せずとも性的になるからな……盛り上がるからってぶちこんだらラブコメに落ちてた。
・量子爆弾の爆発描写。実際ああなるかは知らないけど
気になるところ
・女主人公を育てた人造人間的な奴とかそいつらはこの世界でどういう位置付けなのか(自分が見落としたのかな?)
・南部都市はなんであんな荒廃してんのか。
やっぱりここでも世界観の掘り下げ不足が心残りとして出てくるなあ。
つっこみどころ
・女主人公の育ての親ロボの「(物語上)重要なペンダント渡す役」感。この役やるために脚本家に嫉妬深+癇癪持ちロボにされたって意味で可哀想な子だった。母親死んでからどう育ったの?っていう穴も埋められる便利な子……。まあもしこのロボがずっとペンダント預かってなかったら、もっと早く気づけば戦い止められたじゃねえか!ヒロインの無能!ってなってたので大事な役ではある。
・制作側はアナ?(反移動の指名手配されてた赤服)をよほど気に入っていたのかな。しっかし心の強さで死を恐れない有能キャラは死ぬよな!まるでストーリー上死ぬのが正しいけど、勿体ない良いキャラだから死を恐れない設定にしたみたいだ!男主人公とスキル(操縦)が被ってる時点で死亡フラグはすごい立ってたけどね。
・爆弾ストップのパスワードがガバガバ?一回クリアした数字は次間違えてもそのままのタイプだった?サマーウ◯ーズであれ!なんかヒントとかあったのかな、でも特に言及されず。
・男主人公は女主人公と共に行動すると一気にクソ無能になる。一方、火花散る中で巨大チェーンソーをくぐりぬけるなどの逞しさも見せる。
・男主人公の動機がずっと不明瞭。最後に風の行くまま空の旅しようとか急に言い出すし。
・1000年後のファッションあんま今とかわんねえ~
つぶやき
・遊牧民族どうしてんだろ?
・日本人俳優って出ないな~いたらおもろそう
・人以外の動物はどこ
最後に
ロンドンの人が観たらどう感じるのか気になる。やっぱだいぶ印象違うでしょうね。
良い物と足りない物と余分な物が多々アリでかなり惜しい!
でっかい都市が動く!と言うのは何処か中二病な感じがしても、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが製作していて、雲を切り裂く工場萌え的な無機質な造型美と主人公のヘスターのビジュアルにワクワクして、鑑賞しました。
で、感想はと言うと…惜しい!
面白いのに何か足りなくて、何か盛り込み過ぎ。
巨大都市ロンドンの進行を食い止め、母親の敵となる男の野望を打ち砕く!
大筋のストーリーにいろんな物を肉付けし過ぎてて、芯がブレてる感じ。
オープニングから巨大都市ロンドンが動くのは圧倒されます。
都市と言うよりも巨大な生物みたいで、他の移動都市を飲み込んでいく様は何処かそら恐ろしい。
それに対抗するヘスターがクールでカッコいい!
そして、古代アメリカの神としてミニオンズが出て来たのには笑いました♪
頭からいきなりハイテンションでぶちかまして良い感じで始まったのに…
本筋以外にいろんなのがてんこ盛り。
シュライクの件なんかもそうだし、アナと空賊団なんかもスターウォーズみたいになってる。
いろんな物を盛り込んで、広げ過ぎてる感じで中盤ぐらいから中弛みな感じがするし、特に中心となる移動都市ロンドンの魅力と出番が序盤以降は薄いんですよね。
量子エネルギー砲「メデューサ」が最終兵器になるのは分かるけど、もっと巨大移動都市ロンドンの迫力を全面に押し出しても良かったのではないかなと。
また、へスターがクールでカッコいいのに中盤から段々女の子の部分が出てきて、途中からアナに食われて、主人公はどっち?な感じ。
もう少しヘスターの出番と言うか活躍を盛り込んでも良かったのではないかなと。
また、結構説明無しのいきなりな事が多くて、なかなか付いていけない部分も多々あります。
あと、長い! エンドロールも長いなぁw
他の人も書かれている様にジブリと言うか、ジャパニメーションの影響はありあり。
ジブリで言えば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「ハウルの動く城」で、ジブリ以外なら「進撃の巨人」なんかの要素もちらほら。
空賊団とロンドンの戦いなんて、スターウォーズのエピソードⅣのクライマックスを連想します。他にもいろんな作品からの影響と日本のアニメーション作品の影響は多分にあるかと思います。
また、巨大な都市が動くと言うのは2006年に発表された「鋼殻のレギオス」と言うライトノベル作品が動く都市の話なので、似たり寄ったりの作品からの引用は言い出したりしたら切りがない訳で、ただ、それが悪いとかではなくて、いろんな作品に影響を受ける事やインスピレーション、インスパイアする事はクリエイターなら当たり前な話で、要はいかにその作品の良い所を活かしつつ、オリジナリティにブラッシュアップするかが大事なんですよね。
設定や世界観は結構好きで、押井守監督の「AVALON」に通じるカッコ良さがあります。
もう少し、全体的にスッキリとまとめきれてたら、良くなるのではないかと。
それでも、巨悪な移動都市ロンドンの迫力や世界観はかなりの見応えがあるし、ハマる人にはハマる設定にワクワクもするので気になった方は是非、重い腰を上げて鑑賞してみては如何でしょうか?
移動都市ロンドンの迫力だけでも一見の価値はあるかと思いますよ。
ロンドンのデザインに爆笑
冒頭の15分くらいがこの映画の一番面白いとこでもうそれが見れただけでいいやってなるくらい面白い。
商店とかが仕掛け絵本みたいにバタバタ畳まれていくのとかほんと最高。
移動都市ロンドンのヴィジュアルがほんと笑うしかないくらいロンドンでマジでフィギュア欲しいわ。
セントポール大聖堂がパッカーンって開くのも最高。
確かに大英帝国は諸外国を捕食して大きくなった国だからそれとかけてるのかな。
ブラックキャブ、チューブの描写、面白すぎます。
あとスターデストロイヤーVSエックスウィングみたいな戦闘のとことか。
吹替の俳優さん方も完璧でした…朴さんとつだけんと芳忠さん…ありがとう…
テンションが上がるのはこの辺りくらいで、後はちょいちょいキャラクターの行動にイラッとする。
博物館で働いてたボーイフレンドいらなくない?
活躍の場が少なすぎてベラベラとウルセ〜って思っちゃうし主人公が彼を気に入ったとこが良くわかんない。
戦友くらいで留めときゃよかったのにね。
やっぱPJに恋愛を描くのは無理だったんだ…
あと人造人間の最後は良かったんだけどお前らが和解するために何十人犠牲になってるんだ…と思ってしまった。
主役二人のキャラがあんまり魅力的じゃなかったのが残念。
脇役は結構良かったのになー
好きな映画の要素がてんこ盛り=(^.^)=
とてもよく出来たエンターテイメント作品です、というか私の大好きな類の映画でした!
好みの問題ですが、個人的には最近観たアリータより断然こちらの方が楽しめました。
だって私、MADMAXもジブリも昔のターミネーターも、そして昔のスターウォーズも大好きなんで(*^ω^*)
ホントにそれらの要素がモリモリでサービス満点な感じでした。少なくとも最近のスターウォーズより全然面白かったなぁ。
主人公のヘスターも苦悩を抱えつつも懸命に生きようとする姿が素敵ですが、そのヘスターを助けるアナがカッコ良すぎ!
確かにね、シュライクはターミネーターみたいだし、ロンドンはデススターみたいだし、最後ロンドンのエンジンを止める所とか完全にスターウォーズみたいでした。
これでもしヴァレンタインが変なマスクを被ってたら、明らかにやり過ぎですがそこはピータージャクソンも踏み止まったようです笑
いろいろ細かいツッコミどころはあるんですが、結局こういうのを観たかったみたいです、私は。という事で、満点💯
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