移動都市 モータル・エンジンのレビュー・感想・評価
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大迫力の映像とありがちで薄い話
移動都市の映像はスチームパンクの粋を極めた迫力満点なものですが、世界設定も人物もあまりに描写が薄く、その上なぜか視聴者が知っている前提で(もちろん知るわけない)新しい用語や人物がバンバン出てくるのでものすごく話に入りにくい。
そして終わってみれば非常によくある安い話…厳重なはずなのに終盤急に甘くなる監視体制とか、もう完全に安物B級です。せっかくの映像に完全に負けてます。もったいない…
まぁ欧米の支配の歴史や現代の世界事情などに照らし合わせると面白いっちゃ面白いですが、それも正直露骨すぎて…
序盤の小ネタは笑いましたが、ホントに最序盤だけで終わっちゃいましたね…
移動都市ロンドン!それが全て!
前半の超巨大都市ロンドンが小都市を補食していくシーンが最大の魅力
予告編を見たほとんどの人がこのシーンを期待していたんでしょ?
だからそれに関しては期待通り。
後半はよくある普通の展開、欲を言えば都市バトルをもっと多めに描いてほしかったなーというのが率直な感想。
既視感満載。いろんな要素の詰め込みファンタジー!!
【賛否両論チェック】
賛:移動都市が捕食し合う中で、少女が支配者に戦いを挑んでいく姿が、勇ましくて痛快。映像美も見事。
否:どこかで観たことあるような要素がとにかく詰め込まれている感が満載。設定や展開等、ツッコみどころもありすぎる。
設定は非常に斬新です。移動する都市同士がお互いに捕食し合い、その他の地は生きるのも難しいという世界にあって、母を殺された少女が仲間を見つけながら、仇の支配者に戦いを挑むという、観ていてハラハラドキドキさせられる雰囲気が楽しいです。
ただ斬新な分ツッコみどころも多く、何より感じてしまうのは、
「何か観たことあるなぁ・・・」
っていう要素がふんだんに盛り込まれていることでしょうか。ヒロインを追う謎の生命体・シュライクや、お尋ね者の女性革命家、壁に守られた第三の都市での攻防等々、どうしても既視感があるものがとにかく詰め込まれている感が否めないのも事実です。
とはいうものの、こんな世界を見事に体現している映像技術は圧巻ですので、気になった方は是非ご覧になってみて下さい。
都市が動くだけあって、スケール感が爽快💖
最近の『少年ジャンプ』にありそうな痛快な設定に、癖のあるレトロフューチャーなビジュアル。
あまり期待せずみに観に来ましたが、オリジナリティのある世界観に冒険心がくすぐられ、最後までワクワク楽しめました。
ただ登場する俳優陣がマイナーなのがいまいち… メインの男女二人位は無名にしてももっと美男美女にしてくれたら、2倍は楽しめたと思うとそこだけが残念。
さすがピージャク!ロードシリーズでは出来なかったスチームパンク!
SFなのにどこか古めかしい感じがいいですね
戦争が好きな監督らしい戦闘機のシーンも好きですが、やっぱり人間とサイボーグ(?)の家族愛が見ててグッと来ました
ロード・オブ・ザ・リング シリーズでは善人だったヒューゴ・ウィービングさんの勘違い系悪役もなかなか
子供向けなら
都市が移動する様子にワクワクしたけど。
皆さんがレビューで書かれているように、宮崎アニメの実写化と思えばアリかな。。
内容はよくある感じの復讐モノ。
ただ、ファンタジーとはいえあまりにも説明が無さすぎて、色んな疑問で頭がいっぱいになって純粋に楽しめなかった。
ミニオンズとかスマホを出してくるなら、なぜこんな未来になったのか、せめて60分戦争の説明くらいはして欲しかった。
ファンタジーはピュアな気持ちで見られる人じゃないといけないんだな。
ロンドンのデザインに爆笑
冒頭の15分くらいがこの映画の一番面白いとこでもうそれが見れただけでいいやってなるくらい面白い。
商店とかが仕掛け絵本みたいにバタバタ畳まれていくのとかほんと最高。
移動都市ロンドンのヴィジュアルがほんと笑うしかないくらいロンドンでマジでフィギュア欲しいわ。
セントポール大聖堂がパッカーンって開くのも最高。
確かに大英帝国は諸外国を捕食して大きくなった国だからそれとかけてるのかな。
ブラックキャブ、チューブの描写、面白すぎます。
あとスターデストロイヤーVSエックスウィングみたいな戦闘のとことか。
吹替の俳優さん方も完璧でした…朴さんとつだけんと芳忠さん…ありがとう…
テンションが上がるのはこの辺りくらいで、後はちょいちょいキャラクターの行動にイラッとする。
博物館で働いてたボーイフレンドいらなくない?
活躍の場が少なすぎてベラベラとウルセ〜って思っちゃうし主人公が彼を気に入ったとこが良くわかんない。
戦友くらいで留めときゃよかったのにね。
やっぱPJに恋愛を描くのは無理だったんだ…
あと人造人間の最後は良かったんだけどお前らが和解するために何十人犠牲になってるんだ…と思ってしまった。
主役二人のキャラがあんまり魅力的じゃなかったのが残念。
脇役は結構良かったのになー
好きな映画の要素がてんこ盛り=(^.^)=
とてもよく出来たエンターテイメント作品です、というか私の大好きな類の映画でした!
好みの問題ですが、個人的には最近観たアリータより断然こちらの方が楽しめました。
だって私、MADMAXもジブリも昔のターミネーターも、そして昔のスターウォーズも大好きなんで(*^ω^*)
ホントにそれらの要素がモリモリでサービス満点な感じでした。少なくとも最近のスターウォーズより全然面白かったなぁ。
主人公のヘスターも苦悩を抱えつつも懸命に生きようとする姿が素敵ですが、そのヘスターを助けるアナがカッコ良すぎ!
確かにね、シュライクはターミネーターみたいだし、ロンドンはデススターみたいだし、最後ロンドンのエンジンを止める所とか完全にスターウォーズみたいでした。
これでもしヴァレンタインが変なマスクを被ってたら、明らかにやり過ぎですがそこはピータージャクソンも踏み止まったようです笑
いろいろ細かいツッコミどころはあるんですが、結局こういうのを観たかったみたいです、私は。という事で、満点💯
近未来アクションファンタジー
普通に楽しめる面白い作品でした。他作品との比較でハイレベルなものを求める必要もない別物だと感じました。展開が早く飽きさせないテンポがあり良い要素を積極的に取り込んでうまくアレンジできているなぁと思いました。
個人的には十分に満足です。
是非映画館で🎦
世界観すごい
ロード・オブ・ザ・リングとホビットが好きで、気になったので見ました!おもしろかったです!
いろんな映画を思わせるところがあって楽しめたと思う。スターウォーズとか…。へスターとトムの関係がレイとフィンに似てた気がする。
敵が親だった設定はけっこう好き。
移動都市のビジュアルは最高なのに…
最初から、いきなりカーチェイスならぬ移動都市チェイスのド迫力にびっくり。変形しながら爆走する移動都市のビジュアルがすごく細かくリアルで魅力的です。でも、物語の背景や移動都市内部の設定が甘く不十分で、主人公二人のキャラがいまいち弱いので、思ったほど盛り上がらないのが残念。
すごいファンタジー!エグい創造力!
こんなにいろんな有り得ない創造物が出てくる映画って、なかなか無いと思う!
動く都市???え!何それ?
でもキャタピラの跡とかすごくおもしろい🤣よね!
「ハウルの動く城」や「天空の城ラピュタ」とかは、観てないけど、実写とアニメはまた違うのかしら!
見逃したら、絶対、損!
冒頭から黒煙を吐き猛スピードで移動する都市の大チェイスで、作り込まれた素晴らしいヴィジュアルに圧倒される。その後も盛り沢山な内容を斬新でゴージャスなルックとともにテンポよくすすめて、画面に目が釘付け。
移動都市ロンドンはもちろん、ムカデ型の人さらい屋敷?や、奇妙だが美しい数々の飛行船、モビールとランタンでできているような空中都市、反移動派の人々のすむ壁の向こうの都市などなど、壮大なスケールと繊細な美意識が融合した絶景が次々と現れ、まさに眼福。地面に深く刻まれた巨大なキャタピラの跡さえ美しい。セント・ポール寺院の円屋根が開いて登場する“最終兵器”は燃えるなあ(笑)。
復讐に燃える女に軟弱男、ゴリゴリのサイボーグの哀しい愛憎劇、ストイックな女戦士と仲間たち、マッド・サイエンティストな悪役と、登場人物たちも生き生きと描かれて魅力的。
他の都市を収奪して栄えるのがロンドンというのは、資本主義社会への明白な批判。壁の向こうの世界はいろいろ混ぜたアジア。これはハゲタカ資本主義との戦いの映画ですね。
久々のSF冒険活劇の大傑作ですが、どうしてこんないい映画が小規模公開なのか、まったく理解に苦しみます。
見逃したら、絶対、損。さあ、映画館に走れ!
世界観は凄く面白かったけど、物語の説明をする描写が無いスタートは置...
世界観は凄く面白かったけど、物語の説明をする描写が無いスタートは置いてけぼりになる感がある…移動都市がロンドンだけでなく、パリとか他の主要都市と戦ってほしかった…
B級映画の秀作
良い意味でのB級映画
テンプレのストーリー、テンプレのキャラクター、テンプレの世界観
敵味方はシンプルで想像もつかないどんでん返しもなし、最後のオチも安心のテンプレ
基本はスターウォーズと同じ
移動する都市とか都市同士で生存競争をする荒廃した世界というのはSFではよくある話で、ブリッシュの宇宙都市とかウイルソンの連環宇宙とか、日本ならアニメにもよく出ているので説明不要のテンプレで済む
奥深そうな世界観ではあるものの、それは原作本に任せて映画はひたすらアクションとスチールパンクのビジュアルを楽しむべきものかな。都市やフライヤーなどのビジュアルは使い捨てがもったいないほどの造り込みでした。
正直ビジュアル以外は物足りない感はあったけれど、チケット代相当は楽しめた映画(まあ1の日だったし)
残念なのはパンフ以外のグッズ類が一切なかったこと
あの中国の凧をイメージした赤いフライヤーのフィギュアなんかあったら、天井からぶら下げて見たかったです。
風雲たけし城
ユニバーサルのロゴが60分戦争を表現していたため、その荒廃した世界にどっぷり浸る準備をしていたのに、古代アメリカの神々がミニオンズだというシーンで思わず吹き出しそうになった。ハウルやラピュタなどジブリの世界観というレビューが多い中、ターミネーターのようなシュライクから逃れるシークエンスは「SASUKE」とか「風雲たけし城」を思い出してしまったよ!
旧世界の負の産物である量子兵器を復活させようと躍起になっている、移動都市“ロンドン”を牛耳っているヴァレンタイン。巨大なキャタピラー付き都市は弱小都市を侵略して資源や労働力を捕食していく。ヒューゴ・ウィービング演ずるこのヴァレンタインが帝国主義そのものの思想であり、資源が尽きそうになるも、反移動主義の同盟国を攻めることによって活路を見出そうとしているのだ。
このアジアに似た反移動主義国は巨大な壁によって防御していて、いくつもの移動都市が攻略を試みていたのだが、すべて敗れ去っていた。量子兵器の部品を考古学士であるヴァレンタインが自ら集め、その強力な兵器で壁を攻撃しようと画策していた。しかも、彼は市民に対しては嘘をつきとおし、平和主義者として確固たる地位を築いているという、どこかの国をも思わせる支配者(とは言え、市長は別にいる)。
顔に傷を持ったヒロイン、ヘスター・ショウ。母親をヴァレンタインに殺され、復讐の機会をうかがっていたのだが、ロンドンに潜入するも失敗。そこで知り合ったトム・ナッツワーシーと行動を共にし、やがて反移動主義でお尋ね者のアナ・ファンに助けられ、ロンドンとの対決へと突き進む冒険活劇だ。
こういう作品は大好物。ビジュアル面が先行しがちでストーリーは薄味かと思いきや、最終戦争という同じ過ちを繰り返そうとする人間の愚かさをしっかり描いている。しかも、何も知らなかった市民が量子兵器を撃つ度に歓喜する様子は、支配者のみならず、戦争に巻き込まれる市民までもが狂気と化すえげつなさを見事に表現していた。兵器などの科学技術は進んでいるのに、食べ物だけは気持ち悪い描き方だったり、人間性のグロさを徹底して表現するなんてのはピーター・ジャクソンらしい(監督は違いますが)。
メデューサという名の量子兵器。U・S・Aって何のことかな?などと思っていたら、しっかり解決してくれました。ギリシャ神話に出てくる蛇髪メデューサをかたどった石板とかも出てきましたが、睨まれても石になるわけじゃなく、ブラックホールを作り出す!みたいな兵器でした。強い核兵器を持った国が強い国という驕りを皮肉たっぷりに描いた作品ではありましたが、この原作者がイギリス人であることも自虐的で興味深い。また、アナ、ヘスター、シュライクという個性的なキャラがなんとも魅力的だった。
いろいろ説明不足。
いちばん違和感あったのは最終戦争後の移動都市らしいけど緑豊かな大地を移動していると大地に住めば良いのではないかと。あとタイトルの移動都市があまり活躍しない。
いろんなキャラクターが出てくるけどどれも絡み方がうすい。個別に活躍してるから話のまとまりに欠ける。
まあ、それでも魅力ある乗り物と大迫力な映像展開は一見の価値あり。
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