「若干怖いけれど情操教育にはピッタリ。愛を教えてくれる聖夜の物語。」グリンチ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
若干怖いけれど情操教育にはピッタリ。愛を教えてくれる聖夜の物語。
【賛否両論チェック】
賛:誰だって独りじゃないことや、愛情の尊さを、グリンチが巻き起こすユーモラスな大事件を通して教えられるので、情操教育にはうってつけ。
否:ラストはかなりあっさりし過ぎている感がある。小さい子が怖がりそうな描写が多いのも、たまに傷。
独りぼっちで誰からも相手にされずに生きてきて、すっかりひねくれてしまった主人公・グリンチ。そんな彼が村人達の幸せを奪うべく悪戦苦闘する姿が、非常に滑稽かつユーモラスで、どこか憎めません。
そしてそんな彼が、シンディ・ルーとの出逢いを通してどう変わっていくのか、その辺りも見どころです。人はどんな時でも独りじゃない。そんな大切なことを教えてくれるようなステキなストーリーですので、情操教育にはもってこいです。
ただ欲を言うと、ラストがやや・・・というかかなり呆気ない感が満載なので、その辺りがもう少し盛り上がるとより感動が増したかも知れません。とはいうものの、よっぽど小さい子でなければ、家族サービスに向いている作品といえそうですので、是非。
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