「クリスマスシーズンにぴったり」グリンチ しーちきんさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスマスシーズンにぴったり
迷った結果吹き替え版を鑑賞。大泉洋ファンでもあるので…
クリスマスは孤独にすごしてきた過去を持つために、クリスマスが大嫌いなグリンチ。50年近く耐えてきたけどもう限界!ということで、彼の住む山の麓にあるフーの町のクリスマスを盗んで台無しにしてやろう!といったストーリー。
流石illumination、映像は綺麗だしキャラクター一人ひとりが個性的でかわいい!
あとは所々に出てくるメカのわくわく感が良い良い。グリンチの家にあるピタゴラスイッチとか、クリスマスを盗むためのソリとか…。というかクリスマス盗むシーンのアクションがめちゃめちゃにかっこよかった。
そして吹き替えについても全然違和感なしでしたね。最初の方はグリンチが喋ると「大泉洋や~ん!」って思っちゃったけれど、そんなのは一瞬で物語を自然にみれました。グリンチがぼやく時も叫ぶ時も違和感なし。ただ途中の「今日はしばれるね~」のセリフで「これ大泉洋だわ!」って引き戻されてそこも面白かった笑
ナレーターが宮野真守だと最後まで気付かなかった私です。あんな優しい声も出るんだね…
まあ全体的に笑って観れたのですが、個人的に腑に落ちなかったのはラストのシーン。シンディ・ルーの優しさで晴れてクリスマスを楽しむグリンチが「愛と優しさに乾杯!」みたいなことを言ってたけれど、いやもうそんなこと言っちゃうの!?というか…。シンディの心にそれだけ感動したのかもしれないけど、なんだか呆気なさすぎるなぁと感じてしまいました。そのせいで余韻もあんまり楽しめなかった。
クリスマスの時期に家族で楽しく観れそうな映画でした。ストーリーについては最後だけちょっと残念な感じ。それ以外はとっても良かった!
同時上映のミニオンは相変わらずはちゃめちゃで可愛かった。声の出演が全部山ちゃんだったのは爆笑。