「中国資本の入ったハリウッド映画」スカイスクレイパー akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
中国資本の入ったハリウッド映画
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ドウェイン・ジョンソンは頑張っている。
この、超高層ビルを舞台にした最新CGを駆使した大作で、ドキドキハラハラのアクションシーンをこなしている。
どこまでが実写の炎なのかわからないが、炎に包まれた最新ハイテク超高層ビルのテロ及び火災に対し、ただ一人で犯人たちと立ち向かっている。
ただ、義足をつけている設定だが、常人以上の動きを見せるので、なんの意味もない。つっかえ棒に使ったくらいだ。
終盤では妻が中国警察の助けを借りることもあったが、ヘリで地上に降りる時以外、警察はほぼ役に立っていない気がする。
超高層ビルの災害をちゃんと見せたところはとても素晴らしいと思う。けれど、ストーリーが、やや単純すぎる気もしないではない。
無警戒状態で数時間炎上し続けたビルが、最後にあれで助かるとは、なんとも虫のいい話だが、余程防熱設備がしっかりしているのだろう。
再起動ボタンを押すだけで、物事は、たいていリセットできるというアイデアが気に入らない。ひねりがなにもない。
最後に家族全員無事であったし、被害があったのは、超高層ビルと犯罪組織だけであったので、物語にどうもなじめないのかもしれない。ディザスタームービーにはなっていない。一般見物客が、映像を楽しんでいたのと同じ。
映像はたしかにすごいけれども、
本当に優れた脚本家を使っていない気がする。
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