「肩すかし」スカイスクレイパー U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
肩すかし
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構成的にダイハードを彷彿とさせる。
父親が奮闘する話ではあるのだが…要所要所にありえない事柄が起こり、現実離れが甚だしく危機感がボヤける。
地上98階建て相当のクレーンが、鉄骨のみで建てられてるのも?だし、それを腕力のみでよじ登る様も?だ。
主人公のイメージに依存してる感が強いからではあるのだが…危機的状況から家族を救い出す父親という設定が霞む感じだ。
その辺りを現実的な視点で描いていてくれてれば、もっとマシな感想を持ったのではないかと思う…ちょっと惜しい。
ヒロイックな部分があってもいいとは思うけど、やり過ぎは良くない。
200階建てのビルには驕り高ぶる人の性を感じたりもするがそこは重要ではなく…200階だろうが100階だろうが50階以上なら大差ない感じ。煽り的なものだったのだろう。
そんなこんなで安直な方程式に則って作られた作品のようでもあり…あまり胸にこない。
当たり前ではあるのだが、危機的状況は作られたものであり、役者もスタッフも超安全で超快適な環境で作ってるんだなぁ、という裏側を随所に感じ…臨場感と埋没感を妨げられたようで、つまんない絵空事だった。
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