「ジュークボックスミュージカル映画。ギリシャのカロカイリ島にあるドナ...」マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー エミさんさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュークボックスミュージカル映画。ギリシャのカロカイリ島にあるドナ...
ジュークボックスミュージカル映画。ギリシャのカロカイリ島にあるドナのホテルがリニューアルするってんで、また皆を呼んでパーティーを開いちゃったよぉぉ〜、っていう話です。
今回、登場した曲は20曲。私はABBAの曲が、ただただ好きなので、メリルやアマンダが歌っているというだけで感極まって涙してました。隣の若いカップルが、そんな私を不思議そうに数回チラ見してました。きっとこれは、ジェネレーションギャップって奴なのでしょうねぇ…(苦笑)。ABBAは、私にとってはエバーグリーンな存在なので、思い入れも違うんだと思います。
前作と同様、良い曲が沢山あるんだなぁ〜と再確認したのと、こんなにも沢山の歌を、よく探して上手にシナリオに盛り込んだなぁと、感心しっぱなしでした。役者の演技はもとより、歌のリズムや歌詞に気持ちを乗せることで、より想いが伝わってくることってありますよね〜。。
カロカイリ島のソフィと、ニューヨークのスカイが、互いを想って一緒に歌う『ワン・オブ・アス』のシーン。大好きです。「こんなに想い合っているのに、すれ違いそう…」って、観ていてキュンと切なくなる素敵な場面です。
特筆すべきは、今や、歌手と女優の兼業シェール様が、ソフィの祖母役で出ていること!アンディ・ガルシア氏と共に歌う『悲しきフェルナンド』は圧巻です。70年代からの歌手活動は、もろにABBAとカブっているので、思い入れも強かったようで、今回の映画出演をきっかけに、ABBAのカバーアルバムの制作を発表してました。劇中でも存在感があるし、番宣でも貫禄があって素敵だと思いました。
私が1番好きな歌は『アイ・ハヴ・ア・ドリーム』。前作ではソフィが、今作では若き日のドナが歌っています。思えば、この歌こそ、物語の始まりに繋がっていくきっかけソングと言えるのではないでしょうか。余談ですが、劇団四季でも舞台化された『マンマ・ミーア』でも、最初と最後に、この歌が歌われていました。 でもやっぱり、お馴染みのフックソングは『ダンシング・クイーン』か『マンマ・ミーア』でしょうね。ほとんどの人が笑顔になって曲にのっていたと思われます。
劇場内のお客さんの反応で、前作を見ていなくて繋がらない部分があった人が何人かいらっしゃったみたいでしたが、多分、ストーリー自体は単純な母娘愛の話なので、ほとんどの人が音楽に乗って気分も楽しく観ることが出来る王道のミュージカル映画です。