「ヒラリー・スワンクはいつもすばらしい」ミッション・ワイルド そんぼさんの映画レビュー(感想・評価)

ヒラリー・スワンクはいつもすばらしい

2018年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

この映画を観ようと思ったのは彼女が主演だったからだ。
地味だけどすきな女優だし、いい映画をつくり続けている。。「ヒラリー・スワンク」 いちばんすきな映画は、「ミリオンダラー・ベイビー」。次は?って言われるとたくさんある(笑)
ストレートで強い米国女性の演技がいい。
それが彼女自身だ。
最初の映像が、馬で畑起こしのシーン。それだけで、彼女らしい。農家もそのシーンも。映画の基本的な色をこれで決定づけている。そして、掃除をし、食事をつくり、技術をもって売上をつくり、完璧だ。だから、無法者のオトコ達と戦う。うつくしいシーン。
残念なことに、彼女はモテない。結婚相手じゃないんだ、オトコ達にとって。それなのに、彼女の求めているのは結婚とこどもだ。それ以外のすべてを自分で手に入れたのに。

開拓時代の、米国でも貧しい時代。
愚かな農夫と結果として気のふれた開拓民の女達。
正義感のつよい彼女は、使命と義務をもって彼女達を助けに旅をはじめる。
長い旅になる。彼女ための旅でもある。
それが、すべてだ。
シンプルだけど強い映画です。今的ではないんですけど、それはいつものスワンクです。彼女の立ち位置なのです。

だから、それが最後の彼女の姿だし、道連れのトミー・リー・ジョーンズは、すべてのお金を掛けで賭場ですってしまう。
知らなかったけど、監督もジョーンズなんですね。
全体的に、ちょっとテンポが冗長で、編集的にヘタで、やっぱりまた観たい映画とはいえなさそうです。
メリル・ストリープが最終シーンできいている。
それに、ヘイリー・スタインフェルドが出てきてうれしかった。いつか育って欲しい女優です。

*映画へのスタンス
ほくは映画について書くこと望んでない。
ただ、そのつど・・、そのときどきの映画がすきだった記録を残したい。
単なるふつーの映画ファンです。
こうしたサイトを使って毎年記録を残し続けるのがすきです。自分のためにそうした記録が、数年後自分にとって振り返るデータとなります。映画って、そういうモノだと思っている。

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