劇場公開日 2018年5月18日

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「面白いだけに余計腹立たしい」GODZILLA 決戦機動増殖都市 SHさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0面白いだけに余計腹立たしい

2018年5月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

興奮

ゴジラの質と表現ばかりには文句のつけようがないし、震える。設定も面白いし、すごく考え込まれたアイデアだと感心してしまう。
しかし、映画としての質は、最悪だ。
エンディングの音楽は酷い。曲自体が悪いのではなく、音質が酷すぎる。それと同様に、ゴジラ以外のアニメの質が酷すぎる。ボケボケで、画面は明らかにテレビのフォーマットを意識したもので、大画面の映画では耐えられないものだった。あんなに、CGとか作り込んでいるのに、なんであの質止まりになってしまうのか、理解に苦しむ。東宝の顔はゴジラではなかったのか、こんな質で、果たしてハリウッドをはじめとする世界中に発信しようというのか。日本のゴジラもアニメも廃れた印象を持たれるに過ぎない。
とはいえ、それは映画での話。劇場でなく、テレビやPCレベルであれば、良くできたアニメであることは間違いない。だからこそ余計に劇場で上映されている、これが、腹立たしい。
さらには、エンドロールの後に次の予告、これを見て、長々と映画という名を借りた予告編を魅せられたかのような思いになってしまった。どうせ次も質は変わらんだろう、見るけど…腹立たしいことに!
脚本もあまり…子ども向けのアニメかと思う瞬間が多々。
この作品は一体、誰に向けて作られているのか…少なくとも自分には向いていなかった。
でもまぁ、ゴジラ映画って案外ゴジラ以外はそれほどと思うことは少なくないわけで、こんなもんだろうとは思うのだけれど、これは決して映画と呼べる代物ではない。
でも、面白い。だからこそ余計に…

SH