「🪄シャボン玉のように儚き映画よ🫧」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
🪄シャボン玉のように儚き映画よ🫧
本作、小4くらいのころに、好きだった子と映画館まで観に行ったという、僕の人生史を作るなら必ず楔として紹介されるであろう映画。
当然ませた小学生にこんな内容理解できるはずもなかったわけですが、
今観ても全然分からなかった!笑
いちおうハリポタシリーズは観てるので、専門用語が分からなかったわけじゃなく、
単純にストーリーの軸となっているグリーデンス改め闇のフラッシュの出生が1ミリも主人公と関係がないせいで頭にはいってこない!よって分からない!
いや、関係がないわけじゃないけど、カメラに追ってほしいのはコイツじゃなくてニュートとティナの恋模様!
無駄に登場人物を増やして、設定を増やして、小ネタを増やして、…シャボン玉🫧のように膨れ上がったストーリーは、その膨張したお姿のままエンドロールを迎える。
しかも困ったことにこのシャボン玉は主人公ニュートと関わらない設定たち。
このシャボン玉は結局次作の失敗をもって弾け飛ぶ。
ファンタビシリーズは本当に、本作で足がかりを間違えたとしか言えないと思う。
もっと主人公大切にしてほしい。
魔法動物への関心の低さが、グリンデルバルドの血の誓いをニフラーが盗ってくることの成功につながったわけで、
最後そういう路線で行くなら、最初からグリーデンスをサブストーリーに持っていけばよかったのに。
「ニュートしかできない」とかそういうセリフたちにいまいち説得力が生まれてなかった。
でもでもこの映画、面白くないか?っていうとそうじゃない。
魔法動物がホントにいい…!
アクションも前作以上にキレッキレだし、魔法ワールドを意識させる演出がもう最高!
総じて、グリンデルバルドがかっこよすぎるので無問題!
