劇場公開日 2018年11月23日

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「猫顔にたてがみ!?海を泳ぐドラゴン!?魅力的な動物がいっぱい!」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5猫顔にたてがみ!?海を泳ぐドラゴン!?魅力的な動物がいっぱい!

2019年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

萌える

ハリーポッターシリーズのスピンオフ作品として5部作構成を予定しているうちの2作目「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」。主人公はハリポタシリーズでホグワーツの『魔法生物飼育学』の授業に使われていた『幻の動物とその生息地』の著者ニュート・スキャマンダーです。

ニュートは、ダンブルドアの依頼により、前作で大騒動を起こしたクリーデンスと黒幕グリンデルバルドを追跡することになります。仲間を集め地盤固めをしていくグリンデルバルド。支持者を募った集会では、思わぬ人物が仲間に加わってしまいます!ラストには衝撃のカミングアウトが!という、今後を大きく左右する展開が待っています。

ハリポタシリーズでもそうだったように、ファンタスティックビーストシリーズにも、たくさんの魔法動物が登場します。デザイン性に優れており愛嬌たっぷり♪可愛い!カッコイイ!目新しい!そんな魔法動物たちの中で、僕のお気に入りを2体紹介します。

1体はズーウー。中国の大型魔法動物です。尻尾まで入れたら10m位はあるのではないでしょうか。猫のような顔立ちにライオンのようなたてがみがあります。トラのような身体で、尻尾はカーテンやストールのようになびき、体の3倍程の長さがあります。行動力に優れ、1日に1600kmも移動できるんです。今作では物語を左右する場面で大暴れしますので、ぜひ注目してもらいたいです。獰猛な一面がある一方、猫じゃらし的なものに関心を示し、すぐにおびき寄せられるという、かわいらしい側面も。そのギャップが何ともたまらないですね。

2体目はケルピー。「水魔」という種類に属し、専門の魔法使いのみが飼育できる魔法動物です。ニュートが持ち歩くカバンの中で1体飼育されています。海藻を身にまとったリーフィーシードラゴンのような見た目。馬に跨るようにニュートが乗って見せます。シャチやイルカが水面をジャンプするかの如く泳ぎ回る中、背中に乗っていてとても手気持ちよさそうでした。

他にも尻尾から火花を飛び散らせる火竜「ファイアドレイク」や植物の茎からできてるボウトラックル、ニフラーといった魅力的な魔法動物がたくさんでてきます。日本の河童も申し訳なさ程度に登場します。とにかくたくさんの種類が出てくるので、動物好きの方は必見です!

ハリポタシリーズを見ていた僕にとって、動物以外にも心をくすぐられるシーンが多々ありました。ハリポタでもおなじみのキャラクターが登場しているからです。

まずは若かりし頃のアルバス・ダンブルドア。ホグワーツで教師として働いています。曲者っぷりは若いころから相変わらずでした。そもそも、ホグワーツ自体が登場すことも熱狂的ですが。
マクゴナガル先生もちょこっと出演しています。わずかな登場にもかかわらず、かわいいことだけは、しっかり確認できました笑

逆にグリンデルバルドは、ハリポタシリーズにも登場しています。老人の姿となって。ヴォルデモートがニワトコの杖を探している際に、場所を教えたのが何を隠そう、グリンデルバルドだったんです。彼はヴォルデモートに次いで2番目に凶悪な魔法使いとのことです。

次作以降でもハリポタシリーズにゆかりのあるキャラクターが登場するかもしれません。ハグリッドやウィーズリー一家が出てきたりして。色々期待しちゃいますね!連作物はシリーズを通した楽しみ方ができるのも魅力の1つだと思います。

続きが公開されるのは2021年の予定。待ち遠しいですが、見続けるだけの価値があると思います。J・K・ローリングはすごい!自信を持ってお薦めできる映画です。

Trinity