劇場公開日 2018年11月23日

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「予備知識は不可欠。圧巻の魔法ワールド・第2章!!」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5予備知識は不可欠。圧巻の魔法ワールド・第2章!!

2018年12月8日
PCから投稿

怖い

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:グリンデルバルドの野望が、様々な登場人物達を通して多角的に浸透していく様に、思わずハラハラさせられてしまう。ニュートを始めとする魔法使い達のアクションも、圧倒的なスケールで描かれていくので、必見。
否:前作の知識は必須。登場人物が多く、関係も非常に複雑なので、1度観ただけではよく分からないのが正直なところ。

 前作や「ハリー・ポッター」シリーズにまつわる人物や固有名詞が沢山出てくるので、知っていれば知っているほど楽しめること請け合いです。という以上に、登場人物が多くてそれぞれの関係性も複雑なので、最低限前作の知識がないと、何となく訳が分からないまま話が進んでしまいます。その辺りはシリーズを通しての世界観への好き嫌いで、評価が分かれそうなところです。
 今回はいよいよ強敵・グリンデルバルドがその本性を現し、魔法界を混沌の渦へと引きずり込んでいく過程が、様々な登場人物達の因縁を通して多角的に描かれていくのが、非常に印象的です。アクションの描写もかなりスゴいので、観ていて思わず息を飲んでしまいます。その分、小さい子なんかには怖そうなシーンが、結構多かったりもします。
 どうせご覧になるのであれば、しっかりと前作までを復習してから臨みたい、そんな作品であることは間違いありませんね。

映画コーディネーター・門倉カド