「介入不可の魔法世界」ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
介入不可の魔法世界
この作品一つだけの評価をつけるなら★3でしょうか。まぁ続きものの2なんて、単体で評価高い方が珍しいと思います。
魔法とそれを取り巻く世界。魔法省とか学校とか、悪用を阻むための秩序。そこの地盤がしっかりしているので、多分みんなそこはもう、誰も突っ込めないレベルに原作者の設定がハマっているのだと。
誰も魔法省の無能っぷりに突っ込まないわけです。それがあるからこそ、あー、これこれ、この感じってなる。
映画の見せ方が、いい意味でほんとにハリポタと同じ。
でも前回に比べて、「魔法」の印象がだいぶ減りましたね。前半のジェイコブとバタバタしてる感じは好きだったけど、後半になるにつれて「魔法ってこんなことまでできちゃうんだ」感が弱くなっていきます。なんか力押しゴリゴリの、場面映えさせるための魔法…みたいな?
動物もそこまでハマってなかったので、最後のニュートの言葉を信じて、次回は些細な魔法と動物の力で頑張ってほしいです。
ジェイコブが記憶戻るくだりは好きずきだと思いますが、個人的には"実は消えてなかった"ではなく、"ちゃんと消えていた上で、愛が魔法を超えました"が良かったですね。だって1の最後が完全に無意味になってしまう。
魔法動物のパンを通じて、もう一度君に恋をするんじゃないのか!
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