「区切りをつける」ミッシング・チャイルド 呪いの十字架 鰹よろしさんの映画レビュー(感想・評価)
区切りをつける
教会で首を吊った老婆の事件の捜査に参加することになった精神科医のフレイルは、何かの縁かその事件が初めての臨場(帯同)だった。捜査を進めていく内に彼女が3年前に友達とかくれんぼをしている最中に失踪した彼の息子を執拗に調査していたことが明らかになり、またとある少年の存在が...
一方、無人島で民宿事業を始めようとしている子宝に恵まれなかった夫婦と友人女性の女2人男1人の3人が不可解な現象に巻き込まれていき、ここにもまたとある少年の影が...
息子の失踪で破綻してしまった夫婦。死産で関係が壊れてしまった夫婦。出産に伴い妻が無くなってしまい後に虐待の絶えなかった父子。
一見関連性の無いそれぞれに苦しみを抱える三者が時代を違え追走・追体験を経て交錯及び同期していく様相はミステリー・サスペンスとして見応えがあるものの、
相関関係における嚙み合わせの良さの反面、その経緯を振り返ってみると縁やニアミスをあまり感じることができず、超自然的な力の作用を都合良く繋ぎにしているため、1つテーマだろう「区切り」という面で鑑賞者としては踏ん切りが付きにくい気がする。
「降霊 KOUREI」(2001)...「ダーク・ウォーター」(2005)...「カット/オフ」(2018)...「缶けり」世にも奇妙な物語...「BLEACH」...
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