恋は雨上がりのようにのレビュー・感想・評価
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恋愛ものだと思ったら爽やか青春もの。
小説家志望だったバツイチ子持ちのファミレス店長と、
仮我で陸上をあきらめた高校生の恋愛ものかと思ってたら、
愛情と友情の間をいきながら、それぞれがあきらめた目標を取り戻すという話。
運動をしていて、最前線でやっている人が仮我で再起不能というになると、立ち上がるのにとても大変なのではないかな。その悲しみをすべて受け止める店長の偉大さが恋愛につながったのかな。
良かった。
この作品は、とにかく主人公が恋に落ちるきっかけとなる場面がめちゃくちゃ素敵です。秀逸。確かに相手はオッサンだけど、あのタイミングであんな風に出会ったら、そりゃストンと落ちるかもねと思ってしまう。ここが弱いと誰も話について行けませんからね…。
ほんとただのファミレスで、ただ、静かで温かく、優しく、切ない。肌寒い雨の日に差し出された一杯のコーヒーの熱さが、じんわり体に染みていくのが分かるようです。タイトルがもつ軽やかさと、実際の恋の訪れがちゃんと重なります。作者のセンスが光ってます。
まぁ、主人公が母子家庭で、お父さんみたいな親しみの感情に近いのかなとも思うのですが、あれは確かに恋、だったと思いたい。
全体的に清涼感がすごくてまあ〜爽やかでした。ポカリのCMかと思った。
原作の方が、店長はもっと冴えなくて残念な感じで、生活感あります。もっと生々しいし、揺れる。でも原作は原作で、そういうところも良いんだな〜〜。あんな真面目な、人の良いオジサンが果たして現実にいるのだろうか、ということはあまり考えないでおこう笑
みんな“アオハル!”
主人公のあきらはもちろんですが、店長も“アオハル”してますね。
あきらは、怪我で断念した(つもり)の陸上への未練を断ち切るかの如く店長への“道ならぬ恋”に突き進もうとしているんですが、みずきの登場により、やっぱり陸上への抑えきれない思いが湧き出してくる。“アオハル”やね。
店長は店長で、学生の頃から取り組んでいた小説への思いを断ち切れずに、いまも書き続けている。あきらの姿を見て、さらに小説への思いを強くしたのかもしれませんね。
でも、やっぱり、あきらの店長への思いはホンモノなのでしょうか?映画の最後は「お友達から・・・」というやつなんですかね?
夢中になれるもの、諦めきれないコト。
邦画はあまり観ないのですが、年甲斐もなく何かキュンキュンしたくなったのと、ふとNetflixで出てきたので何となく観ました。
主演お二人の魅力が活かされた、爽やかな内容でした。大泉洋の好感度と清潔感、コミカルな感じがストーリーに貢献してるなと思いましたね。
物語の主軸は小松菜奈演じる主人公の再生と成長。走ることを断念せざるを得なかった彼女が大泉洋演じるバイト先の店長との出会いと恋を通じて、新たな一歩を踏み出していく。
横軸に店長との淡い恋がありますが、あくまで店長は大人としてのスタンスを堅持する。←ここがいいですね。ともすれば一線越えて年の差恋愛になりそうなものの、彼女に1番必要なのは何なのかを分かった上で、背中を押してあげる。悔しさや哀しさを味わってきたからこそ、不器用ながらも彼なりの優しさで未来ある若者をサポートする。それに徹する。
きっと、彼女が大人になった時、「いい出会いだったな」と振り返れるのではないでしょうか。
観る人の世代に依って感じ方は違うかも知れませんが、鑑賞後は雨上がりの空模様ように少し前向きになれる、そんな映画でした。
結局、小松菜奈。
切ない。どっちの気持ちも少しずつわかる。深くはわからん。
小松菜奈はすごくよかった。
ラストの2人前向きな感じ、素敵。
ストーリー 83点
配役 90点
音楽・映像 85点
全体 85点
爽やかさと疾走感
Amazon primeにて。
原作やアニメなど知らずに見たけど、
かなり良かった。
ストーリーは割と淡々としてるけど飽きずに見れた。
若者が全力で走ってる映像ってそれだけでなんか泣けてくる、、。笑
小松菜奈の目力❗️
45歳のバツイチファミレス店長(大泉洋)と17歳の高校生(小松菜奈)のいびつな恋愛話かと思ったら大間違い。
恋、友情、再生の感動作!
お互いに傷を持つ2人が、最後は諦めていた本当にやりたいことへ向かっていきます。
とにかく、小松菜奈の目力は半端ない。目だけで演技しています。大泉洋も優しく人間くさい演技もさすがです。
ラストであきら(小松菜奈)が泣くシーンで涙腺がやられます。
真っ直ぐなあきらの恋愛表現、立ち直って行く姿に勇気をもらえる作品です。
観終わってから、爽やかな気分になった。
おじさんに恋する女子高生の話で、
「高校教師」とか、「中学聖日記」みたいな、生々しい関係になったら嫌だなぁ〜と思ったけど、そうならなくて良かった⁉︎(笑)
思春期にありがちな年上の男性に対する憧れ(妄想?)
で、暴走する女子高生を、小松菜奈。
それに戸惑いながら、優しく受け止める中年男性を、大泉洋。
二人とも本当に巧かったなぁ。。。
観終わってから、爽やかな気分になる良作でした。
犯罪のような設定だけど……
アニメはかじる程度に観てました。
Netflixで鑑賞。
女子高生と店長の冴えないおじさんとの恋かとおもいきや、大泉洋さんが爽やかに演じて気持ち悪さはありませんでした。
小松菜奈ちゃんも大人の男性への憧れのような感じできっと母子家庭だった
からお父さんに近いのかな~と勝手に解釈。
恋愛というより最終的には友達で落ち着く。
二人がその経験を生かし前をむいて生活していく最後は良かったとおもいました。
この店長のキャスティングには拍手したいです。かっこよすぎず、ちょうどいいおじさん加減でイヤらしさも感じさせず素晴らしいです。大泉洋さんの演技力なのか素なのか……(笑)
誠実な人々
タイトルにある通り、雨上がりのような心持ちのよい作品であった。
小松菜奈の澄み切ったヒロインぷりは劇中何度も高校生であるあきら(小松菜奈)のみずみずしさと可憐さを楽しめる。
あきらが店長(大泉洋)の部屋を訪ねた際に対話しているシーンで、あきらがアップになって涙をつぅっと流す絵が映されるが、小松菜奈の柔く、ハリのある、丸みを帯びた若々しい肌の上を無抵抗に滑り落ちる水滴の美しさといったらない。この映画は絶対的に小松菜奈の魅力なくしては成り立たない。長くて黒いツヤツヤとしたヘアスタイルを、冒頭で揺らしながら全力で走る姿も、バイト中や陸上のシーンではポニーテールにしてその顔の小ささを引き立てている姿も美しい。さらには小松菜奈のその素で備わったスタイルの良さもたまらない。高身長で等身が素晴らしいバランスなのに加えて、痩せすぎない、ほどよい筋肉とほどよい肉付きの抜群のプロポーションである。
恋愛物語ながらも、あきらと店長の2人が挫折を味わいながらも夢を追う姿が青春の1ページのように描かれる。ストーリーを通して日常や普遍的な心の揺れ動きが描かれ、どこかはっとさせられる気づきを与えてくれる。
なにはともあれ、小松菜奈に目を奪われてしまうこと請け合いの小松菜奈好きに捧げる映画である。
どの映画が好き?と聞かれたら、真っ先に思い出す作品。
確か最初に観たのは上野のTOHOシネマズで、
劇場公開して半月後くらいだったかな。
原作はもちろん読むことなく鑑賞。
内容もよく知らず、
ただひたすら小松菜奈が可愛いだけで、
若い人向けの恋愛もので大泉洋ってどうなん?
という気持ちでいたのを本気で反省する内容だった。
まず、気持ちいいスピードで展開していくストーリーが良い。
中途半端なシーンやセリフもなく、
ストレスを全く感じさせない構成というのは
こういうことだ。
そして且つ年の差の恋愛感情というのを、
とても綺麗に、時に残酷に描いている部分にも評価点をつけたい。
小松菜奈は元々運動神経良いのかもしれないが、
陸上競技を素人が演じても様にならないのに
走るシーンはどこも圧巻の演技だった。
大泉洋のおっちょこちょい店長役もはまっていて、
これが違うキャストだったら作品の見え方も変わったんだろうなと感じる程のクオリティ。
ラストは、ハッピーエンドか?と聞かれたら、
正直50%50%だと思うが、
誰もが前向きに、そして幸せになれるであろう完結の仕方で、
これにも二重丸をつけてあげたい。
極め付けは主題歌、フロントメモリー。
たぶん、2018年、一番聞いた曲だろう。
最後に個人的な話にはなるが、
この映画を観ると当時付き合っていた彼女との
色々な思い出が湧き出てきて、
すごく前向きになる。
自分にとってはそんな映画だ。
皆さん、
ぜひ観てください!
恋は雨上がりのように
高校生から見たら店長はとにかく大人で器が大きくて、同級生とは違いに憧れを抱くんだろう。それは恋なのか。テーマにされがちだが、この映画においては恋ではなく憧れであったと思う。走ることしか見えてなかったアキラが怪我により挫折し、一番落ち込んでいる時に優しさをくれた店長を好きになるのは必然だ。この映画は、ただ恋に走るのではなく、2人が関わったことによってそれぞれの人生が良い方向に動き始めることが好印象だった。前向きな映画は好きだ。しかもそれが憧れの人、好きな人が影響して主人公の心情が動くのはすごく素敵なことだと思った。物語の後、2人が“友達”から進展するとはあまり思えないが、忘れられない存在になるだろう。
とても良いバランス
とても面白かったです。
恋愛だけじゃなく、
青春の煌めきやスポ根要素もあって、
楽しく観れました。
周りも一癖二癖あるキャラたちで見てて飽きなかったし、
小松菜奈、大泉洋の魅力が爆発しておりました。
ただ、関西人が一番ムカつく関西弁が聞けて、
ああいうのって、チェックする人いないのかな?
と毎度不思議に思います。
ラストは僕的には、
成人男性40男としては、キッパリ別れて欲しかった。
あのラストだと未練タラタラ、
お前20歳になるの待ってるだろ!と
思わざるを得なかった。
小説と結婚して、大成して、
その作品をあきらが読んで…
みたいなのが個人的には綺麗なのかな?
と思いました。
でも、作品のバランスとしてとても良かったし、
雨のジメジメした感じではなく、
爽やかでスッキリした爽快感のある
作品でした。
親世代を好きになったことはないけど 大人の男性に魅力を感じるところ...
親世代を好きになったことはないけど
大人の男性に魅力を感じるところには共感。
辛い時の優しさは深く染みるし。
バイトもう入らなくていいよ の言葉には
店長からあきらへの色んなメッセージが
込められていて複雑な気持ちになった。
観る前は
なんで大泉洋と小松菜奈ちゃんなんだろうって
思ったけど 笑いも涙もちょうどよくて
大泉洋の良さがやっとわかりました(すみません)
他の出演作品も見てみようと思いました!
現実味のある作品
歳の差、人生経験の差で、もやもやする気持ちの橘さんと店長、どちらの気持ちもわかる気がした作品でした。
挫折を経験した二人が、結果互いに助け合い、一歩前へ踏み出せた。
青春映画のような清々しい気持ちにもさせてくれました。
演者も素晴らしく、気持ちが入りました。
最後はこれからお友達以上になるんじゃないか!?と、感じつつも、店長と橘さんは、友達として、別々の道を歩んで行くのだなぁと思えるシーンでもありました。
爽快感の塊
なかなかない色恋沙汰のお話。
結果的に橘(小松菜奈)は振られるけど、
嫌な気持ちも残らない。
ストーリー自体も非常にコンパクトにまとめられており、
無駄が一切ない感じがした。
この映画は描写、ストーリー含めて凄く爽やかさを感じるものであった。
挫折した者同士の雨宿り。
女子高生と、親くらい歳の離れたおじさんの恋愛…かと思いきや、大事なのはそこじゃなかった。
あきらも店長も、夢をあきらめて、前に進む仲間に嫉妬していた。負けた者同士のシンパシーが二人を引き寄せるけど、そこでふらっと恋に堕ちてしまう。。のではなく、お互いを癒し、励ますことで別の道へ進む力になるというところが素敵な関係性だなーと思った。
そして、片思いで終わってしまった恋愛でも、こんなふうに、どこかで相手を力づけられたらいいなあ。。
あと、ちょっと憂のある小松菜奈ちゃんはやっぱりいいなー
心がほっこりする、お勧めの一本になりました。お勧めです。
小松奈々ファンとしてみましたが、
あきら(小松奈々)と店長(大泉洋)の演技から
背中をグッと押される映画でした。
私は原作など知らずに、本当に小松奈々ファンだから
観たうえでの感想です。
映画からでも、十分に楽しめる映画です。
恋もそうですが、人には色々な葛藤があり
それは、諦めたくないけど諦めると思い込ませている夢
ずっと手放せない夢や目標
そして、成功したとしてもこの先にそれがずっとあるのかという不安
などなど、その思いが『雨』とかけられて、ストーリーが描かれていきます。
あきらと店長の恋心も、相手の背中押しが描かれていて
とても観ていて気持ちが良いです。
店長の人の好さを、大泉洋が見事に演じています!!
また、あきらが本当にかわいい!!
人間関係が少し不器用な関わりと、好きな人に対してまっすぐな姿勢が
一つ一つの描写で、とてもうまく描かれています。
お互いに夢を追いかけ、最後にはお互いの夢を追いつつ、
関係性が今後もずっと続いていくのだろうなと期待が感じられるラストは
とても、ほっこりします。
その時の空に、注目ください!!!
その時のあきらには、グッときます。
他の方のレビューを見ると、原作とは異なったり
描かれていない場面があるようですが、2時間という尺の中で
監督が大事だなと感じた部分が、私には凝縮されているのではと感じました。
お勧めの映画の一本になりましたので、すこしでも気になられた方は
観られることをお勧めいたします。
全74件中、1~20件目を表示