「恋愛映画というよりは、青春映画」恋は雨上がりのように しょたごんさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画というよりは、青春映画
怪我で陸上の夢を絶たれた高校2年生の橘あきらは、偶然入ったファミレスの店長・近藤正己の優しさに触れたことをきっかけに、その店でアルバイトをはじめる。
45歳の近藤はあきらより28歳も年上で子持ちのバツイチだったが、あきらは密かに近藤への恋心を募らせていく。
ついに思いを抑えきれなくなったあきらは告白するが、近藤は彼女の真っ直ぐな気持ちを受け止めることができず……(解説より)
なかなかおもしろかった。
若い女の子に好かれた中年男性が、大人な対応をしたらこうなるのかと。
表題の通り、恋愛要素よりは青春要素を感じた。
橘(小松菜奈)の立場としては、若さゆえのまっすぐさ、情熱、勢いなどを強く感じ
近藤(大泉洋)の立場では、様々な経験をしてきた故の大人の対応、冷静さ、落ち着きを感じ
どちらの立場も自身の過去、現在に照らし合わせることができる部分があるなーとしみじみ。
特に近藤の発言にはハッとする言葉もあった。
大泉洋は人生に半分諦めを感じている雰囲気を出すのがうまく、小松菜奈のまっすぐだがどこかクールでミステリアスな雰囲気はこの子にしかできない演技だなと感じた。
コメントする