「大泉洋と小松菜奈、最高」恋は雨上がりのように まつこさんの映画レビュー(感想・評価)
大泉洋と小松菜奈、最高
キャストと監督発表された時点で勝ち組級良作映画でしょうなと思ってましたがやはりそうでした。もはや勝手な私の好みの問題でもありますが、原作より好きです。原作で作者が伝えたかった気持ちや雰囲気、一人一人の人物の魅力が全てこの映画に解き放たれています。
おじさん店長に恋した女子高生、ありがちだし、一般的に見れば皆んなに受け入れられる恋愛じゃないのは分かる。でも大泉洋演じるファミレス店長も、陸上を諦めてしまった時にたまたま店長が心の救いになった女子高生あきら演じる小松菜奈も、とてつもなく原作超えてきた魅力があり、違和感無しに次の展開がワクワクして楽しく切なくキュンとしつつ…終盤にかけては涙が止まらないくらい感動しつつ観てられるから、これが役者の力ですよ!って感じでしたね…これが役者だ。監督も「帝一の國」の人だから、期待はしつつもでもこれは全く違う映画だからどうだろうと思ってたけど、最初から最後までこだわった画と演出とこれまた完璧な「面白く、泣ける映画」が出来てました。テンポも良かったしね。
大泉洋、小松菜奈ちゃん含む、ちゃんと皆んながそのキャラクターになりきっていて、演技してる感無い演技が気持ちが良かった。こういうことだよね…。
それにしても大泉洋かっこよかったなぁーーーー。「グッモーエビアン」の時の大泉洋が今までで1番好きだったけど、この大泉洋もぴったり過ぎる、好きだー!!
「年の離れた上の人を好きになるっていうのは理由がいる」みたいなことを劇中で言っていたけど、本当その通りで、同い年や年下ならなんとなく好きで付き合って上手くいくもんだけど、20前後とか年の離れている人だと余程年齢の壁を軽く超えられる凄い何かがないとまじめに付き合ってくのって人によるけど難しいもんね…。でも大泉洋なら気持ち悪くなく、むしろ気持ち悪いとこや変なとこ含めて愛せるから良いキャストだった。そして私得だった!!