悟空伝のレビュー・感想・評価

タイトル通り孫悟空を主人公とした映画だが『西遊記』の映画化ではなく、孫悟空のキャラクターだけを借りたほとんどオリジナルのストーリー。ネット小説が原作とのこと。天界を舞台とした神々の戦いの話なんだが、これがいまいちわかりにくくて取っ付きにくい。近年のこの手の中華圏ファンタジー映画ではおなじみのCGをしこたまぶちこんだ3D映画で、クライマックスのバトルシーンはほぼアニメに近い。ヒロイン女優のニー・ニー目当てで観て確かに彼女は魅力的だったけど、ほんとにそれだけの映画って感じ。それでもそこそこ観れる映画ではありました。

パニクった。

どうしても、孫悟空とくれば三蔵法師、猪八戒、沙悟浄が浮かぶので、物語に出てくる登場人物を当てはめようとするも、どれも当てはまらず。

どうやら、悟空がダークヒーローのオリジナルストーリーという事らしいが、映像の迫力はとても良かったので、定番の孫悟空としてのストーリーを観たかった。

故郷を滅ぼされた孫悟空は恨みを晴らすため天上界にやってくる。
仲間が出来たので地上界に戻り、再生を図る。
悟空の恋人役、ニー・ニーが可愛い。

これまで数多の映画で、色んな孫悟空が描かれていますか、なかなか良かった野では？
特に、如意棒の表現は良かった。
でも、途中、少し眠かった…。なので、若干、ストーリーが理解できていない部分があるかも？
なので、機会あれば、再観したいかも？

最初イイな♪と思う設定で先が気になりましたが、途中からアレレ？とバッサリ物語が変更及び余計なラブストーリーが入って来てゲンナリ…アクション期待してたのに…これ日本人に合わないよ！

監督が「西遊記　はじまりのはじまり」のデレク・クォックとのことで新宿まで出てきました。しかし、西遊記が好きなんだね…この監督さん。神と妖魔と人が入り組んだ、「天命」と「それに抗う情愛」の戦いがテーマです。