「軍隊とは自国民を守る存在ではない。それは歴史が語っている。」タクシー運転手 約束は海を越えて マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
軍隊とは自国民を守る存在ではない。それは歴史が語っている。
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疲れる映画だ。実話に基づく映画たが、実話ではない。どこまで本当なのか分からない。光州事件の被害者は200人と言われるが、この映画では、それてはすまないし、軍部による暴走は性的被害者(17人の性的暴行)まで出している。国防省が正式に謝罪(?)している。この映画は勧善懲悪の戦争活劇になってしまっている。
自国の軍隊とは厄介なもので、こう言った事件は光州事件ばかりではない。
済州島4/3事件や台湾の2/28事件また中国の天安門事件。全部、自国民に向かって、弾圧を企てている。
日本で何もなかったのは、多分戦争に負けたからで、今後そんな事が無いように、シビリアンコントロールをしなければ駄目だ。まぁ、軍隊とはそう云うものだと覺悟すべきだ。軍隊とは自国民を守る存在ではない。それは歴史が語っている。
光州事件は全斗煥の軍事クーデターだと先ずは断って、話を進めなければ駄目だ。この映画は残念ながら評価出来ない。
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琥珀糖さんのコメント
2024年2月18日
コメントそして共感ありがとうございます。
日本だと安保闘争と、成田空港反対運動などを
思いますが、勇敢なのは学生たちでしたね。
自国民に銃撃する軍隊に恐ろしさを感じます。
本当に背景は軍事クーデターと金大中への期待と忠誠にあったのかも
知れませんね。
歴史を良く知らないけれど、金大中氏が日本で誘拐された事件は
覚えています。
この時代背景をエンタメにしてしまう韓国映画が凄いですね。