劇場公開日 2018年4月21日

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「埋もれてはいけない歴史を描いた、娯楽性も備えた作品」タクシー運転手 約束は海を越えて いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0埋もれてはいけない歴史を描いた、娯楽性も備えた作品

2020年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

光州で民主化を求める市民に軍が過激な暴行を行い、多数が死亡した1980年5月の「光州事件」。
この事件を世界に伝える為、現場を取材したドイツ人記者とお金目当てで彼を乗せたタクシー運転手の話。

主人公マンソプは目の前の生活でいっぱいで、政治に関心がなく、デモする学生に何のために学校に行ってるのかぼやく。しかし、光州の現状を知るにつれ、考えを改めていく。
危険を冒してでも行動した2人が居なければどうなっていたか、考えただけでも恐ろしい。

今作はドラマだけでなく娯楽性のある映画だった。
特に、現地のタクシー運転手ファンらが2人を逃す為に足止めするシーンなんかはベタなんだけど感動した🥺

現在も海外でデモが起こっている。私はそれを何となくで見ている。自分自身が最初の頃のマンソプと同じように、関心がないのである。これではダメなんだなと思った。しかし、関心を持ったとしても、今作のように新聞、テレビは偏向した内容を伝えているのではないか、いったい何が正しいのか、疑心暗鬼に軽くなってしまいそう。

いたかわ