「【自国の負の歴史を、感涙エンターテインメント作品として描き出す韓国映画界の力量と国家に媚びしない矜持に頭を垂れる作品。】」タクシー運転手 約束は海を越えて NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【自国の負の歴史を、感涙エンターテインメント作品として描き出す韓国映画界の力量と国家に媚びしない矜持に頭を垂れる作品。】
ー 1980年5月、韓国で起こった光州事件を正面から取り上げた傑作。ー
・今から30年以上前に隣国で起こった民主主義を踏みにじる暴挙が行われていた事。
・その事実をドイツ人記者”ユルゲン・ヒンツペーター”(トーマス・クレッチマン)と彼を乗せ、踏み入る事が禁じられていた光州地区に乗り入れた名もなきタクシー運転手(ソン・ガンホ とてもとても良い)が全世界に命懸けで伝えた姿には涙を堪える事が難しい。
・上記が全て事実である事にも驚愕する。
・又、その事実を映画化し、隣国日本にまで配給できる韓国映画界の気概やシステムにも驚く。
<日本ではこのようなテーマを扱った作品はミニシアター系でなければ鑑賞できないであろう。
映画文化の違いを感じた作品であるし、深く記憶に刻まれている傑作。>
<2018年4月29日 名古屋駅前の劇場にて、満席の状態にて鑑賞。
本当に満席だった。ビックリした。>
<2018年7月7日 地元の映画館で、セカンド上映にて再鑑賞>
おはようございます。
コメントありがとうございます。
自国の黒歴史をエンタメにして映画化するのもすごいですが、
その映画に喝采する韓国民にも敬意を感じます。
政治的に政府を批判した映画は、とかく白い目で見られがちですね。
そしてマイナー作品になりますものね。
「新聞記者」は札幌のミニシアターで観ました。
満席でした。
結果としてて保守的な「日本アカデミー賞」で賞を独占でしたものね。
藤井道人監督にまた社会派作品を撮ってもらいたいと思いますね。
おはようございます
〉自国の負の歴史を感涙エンターテイメント作品として描き出す韓国映画界の力量と矜持に頭を垂れる
そうですね。そうなんですね。ああ、なるほど そうか。
NOBU さんのこのレビューを読んで、気になっていたDVD「私は貝になりたい」を借りてみようかと思いました。
僕が小学生の時に観たフランキー堺主演のほうではなく、SMAPのあの中井くんの。
リメイクの理由があるのかも知れませんから。