劇場公開日 2019年3月23日

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「小学生以下無料」こどもしょくどう 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0小学生以下無料

2020年4月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

テーマは子供の貧困問題

鈴木梨央主演
美人とか可愛いというタイプではない

藤本哉汰主演
誰?聡明な顔をしている
コロッケの物真似のようなホクロが気になる

田中千空
『マザー』で松雪泰子と共演していた頃の芦田愛菜に雰囲気が似ている

浅川蓮
全く洗練されていない
太ったらドカベン役に抜擢されるかもしれない

特に子供たちがかわいそうと思わなかった
親に怒りさえ感じなかった
子供の頃から世界ではもっとかわいそうな子供たちがいると教わってきたからかもしれない
東日本大震災の津波の爪痕を陸前高田から見ると大船渡や釜石や宮古はたいしたことがないなと感じるようなものだ
日本の子供たちには子供食堂があるじゃないか
児童養護施設だってあるし里親制度もある
兵隊にさせられたり自爆テロやらされたりするわけではない
親に捨てられたからといってかわいそうではない
大抵の人は真っ当に生きている

僕は子供が苦手だ
饅頭怖いの類じゃないし後ろを歩いていただけなのに防犯ブザーを鳴らされたわけでもない
吉岡秀隆や常盤貴子や石田ひかりなどが出演しているが子供中心の映画である
僕は大人の芝居の方が好きだ
吉岡秀隆の顔が好きだ
歌舞伎ファンなら歌舞伎の子役でも十分楽しめるが僕は「かわいいけどそれでなに?」って思ってしまう
そんな僕でも子供は国家の宝だという信念がある
それに異論を唱える人も多い
そういう連中がこの映画を観てもし「かわいそうだ。酷い親だ。みんな安倍が悪いよ」と思ったらそれは全て詭弁だ

なぜ姉妹の両親が2人を捨てて消えてしまったのかその理由がわからない
脚本家も監督もそれはどうでもいいことだと思っているんだろう
それならばしょうがない

『14の夜』の同じ脚本家だが今回はそれほど面白くない
親に捨てられる話だから仕方がないといえば仕方がないがそれならそれでもう少し踏み込んでほしかった

凡作とまではいかないが凡作よりワンランク上くらい

野川新栄