「頭痛の種」ロープ 戦場の生命線 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
頭痛の種
バルカン半島のとある場所で国際平和援助活動を行う国境なき水と衛生管理団という活動家達が井戸の死体を引き上げ様とロープを求めて奔走する最中に巻き起こる話。
停戦調停が結ばれたとはいうものの不穏な地元の武装勢力や地雷に神経を使いつつ、融通の利かない国連軍と地元民の顔色を窺いつつの活動で思うように行かない。
そんな状況にありながら普段は陽気に、時にはマジメにという登場人物達が面白い。
結構堅い話かと思ったら、基本コミカルというか、終始軽口の連発で冒頭なんかは鬱陶しさを感じる程。
重さの部分が思ったより響かなかったけど、戦闘シーンはないのに緊迫感もあるし、哀しさや温かさや優しさが入り交じり最初から最後まで楽しめた。
コメントする