劇場公開日 2018年1月27日

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「作品の背景を知るにはいいでしょう」ゴーギャン タヒチ、楽園への旅 凪さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5作品の背景を知るにはいいでしょう

2018年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヴァンサン・カッセルは好きな役者だけれども、あまりゴーギャンには見えず、風景もあまりタヒチっぽさを感じなかったです。
意図してやっている部分も伺えますが、汲み取りにくかった。

その中でポリネシアの人々は、まさにゴーギャン風で、イメージを喚起させるものがあります。

しかし名画の映像的再現というのは、(デレク・ジャーマンなど一部を除き)あまり面白いものでもなく、評価がしにくいですね。

作品の背景を知るという意味では、もちろん有意義で、違った視点で絵画鑑賞を楽しめるようになると思います。
伝記物はどうしても評価が低めになってしまいますが、それなりに観た甲斐はありました。

モームの『月と六ペンス』を読み直したい気分です。

凪